第5章ビジネスインダストリ
この章の考え方は、なぜ必要?
身近なデジタルサービスには、情報を記録する仕組み、やり取りする仕組み、現実の機器を動かす仕組みが組み合わされています。用途が似ていても、守る情報や人の役割は異なるため、何を助ける技術かを読み分ける必要があります。
仕組みを考える
販売・行政・設計・生産・電子商取引の情報の流れを捉え、AI(人工知能)の学習と生成、決済の仕組み、IoT(モノのインターネット)の計測と制御を区別します。記録や予測をそのまま事実と決めず、利用条件、精度、権利、障害時の対応も確かめます。
身近な場面に当てはめる
カフェで販売記録から発注を見直し、冷蔵庫の温度を遠隔で監視するとします。商品番号や在庫の形式をそろえ、AIの提案を現実の販売と照合し、温度異常時の対応を決め、ネット注文と受取りをつなぎます。
実社会では、こう役立つ
現場では、似た略語の暗記より、課題に合う技術と必要な確認を選ぶ力が役立ちます。販売の手間や生産のムダを減らし、行政・交通・暮らしのサービスを使いやすくしながら、誤情報や不正利用にも備えられます。
販売・製造・金融など、さまざまな仕事での技術の活用。
「ビジネスインダストリ」って、何?
ビジネスは仕事や事業、インダストリは産業という意味です。この章では、買い物、ものづくり、行政の手続などで、コンピュータを使う仕組みが何を支えているかを学びます。
例えば、レジで売れた商品を記録する、工場で必要な部品の数を計算する、家にいながら商品を買う、離れた畑の温度を調べる。見た目は違っても「何に困り、どんな情報を使い、何をよくするか」で考えられます。
用語を一度に暗記せず、下の4つの項目を順番に読みましょう。人工知能やネット上の取引では、便利さと一緒に、誤りや情報の扱いも確かめます。
ビジネスシステム
レジから商品の来歴まで
販売記録、無線の読取り、取引記録を区別して業務改善に結び付ける。
位置と地図で交通を支える
GPS・GIS・ITSの役割を区別し、測位を補う仕組みを説明する。
営業・配信・現実の制御をつなぐ
共有する情報と、分析後に動かす対象を見分ける。
行政手続と緊急情報の仕組み
行政の入口、共通基盤、本人確認、警報伝達を区別する。
目的に合うパッケージを選ぶ
業務別と業種別の違いを、利用する仕事から説明する。
AIは何を手がかりに学ぶのか
教師あり・教師なし・強化学習を、正解・まとまり・報酬で見分ける。
生成AIを仕事の下書きに使う
生成、予測、自動化を分け、出力を検証して使う。
人がAIを使いこなすための原則
便益だけでなく、安全・公平・プライバシー・責任を点検する。
エンジニアリングシステム
e-ビジネス
IoTシステム・組込みシステム
この章の過去問と、学び直す場所
2022〜2026年度の公開問題から、主分類31問と、複数の章に関わる関連1問の計32問を、この章の説明に対応付けています。章分けは当サイトの編集分類です。
まず問題を解き、迷ったら「対応する説明」を開きましょう。サイト内で解ける問題と、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)の原本で解く問題があります。
2026年度 6問
- 2026年度 問17
- 2026年度 問18
- 2026年度 問27
対応する説明を見る
AIは何を手がかりに学ぶのか · 第1節「AIの仕事は一つではない」 → - 2026年度 問31
- 2026年度 問8
- 2026年度 問28
2025年度 5問
- 2025年度 問10
- 2025年度 問11
- 2025年度 問25
対応する説明を見る
レジから商品の来歴まで · 第3節「追跡できる記録をつなぐ」 → - 2025年度 問28
- 2025年度 問33
2024年度 7問
- 2024年度 問4
- 2024年度 問12
- 2024年度 問15
- 2024年度 問28
- 2024年度 問34
- 2024年度 問99
- 2024年度 問22
2023年度 8問
- 2023年度 問3
対応する説明を見る
レジから商品の来歴まで · 第4節「金融と観光でも目的から読む」 → - 2023年度 問12
- 2023年度 問14
- 2023年度 問16
- 2023年度 問26
対応する説明を見る
必要なものを、必要なときに作る · 第2節「JITとかんばん方式」 → - 2023年度 問34
- 2023年度 問21
- 2023年度 問30
2022年度 6問
- 2022年度 問21
- 2022年度 問24
- 2022年度 問32
- 2022年度 問3
- 2022年度 問12
- 2022年度 問29
原本の問題はIPAが公開した資料です。「このサイトで解く」からは、選んだ1問を解き、選択肢ごとの理由を確認できます。公開問題の件数は、本番の出題確率を示すものではありません。
学んだことを、別の場面で使ってみよう。
入門問題とは別の20問です。時間制限なしで、意味と使い分けを確かめます。
過去には、どれくらい出ている?
2022〜2026年度の公開問題500問のうち、主な内容をこの章に分類したのは31問です。ほかに、複数の章に関わる1問もこの章で説明します。
| 公開年度 | この章に主分類 |
|---|---|
| 2026年度 | 6 / 100問 |
| 2025年度 | 5 / 100問 |
| 2024年度 | 7 / 100問 |
| 2023年度 | 7 / 100問 |
| 2022年度 | 6 / 100問 |
掲載基準:シラバス Ver.6.5/2026年9月8日確認。範囲や制度は変わることがあります。受験前には公式の最新の出題範囲をご確認ください。