設備の柔軟性と資材の計画
- 設備群を柔軟に統括するFMSを、資材計算と区別できる。
- 生産数と部品構成から総量を求め、在庫・入荷予定を差し引ける。
- 必要時点と調達期間から発注時点を逆算できる。
点線のことばを押すと、意味と使い方を調べられます。
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このページの目次 4節・復習と3問
- 1説明を読む
- 2復習する
- 3問題を解く
- 4次へ進む
1FMSは設備をつないで品種の変化に対応
FMS(Flexible Manufacturing System:フレキシブル生産システム)は、工作機械、産業用ロボット、搬送装置などを結び、コンピュータで統括的に制御・管理する柔軟な生産システムです。加工プログラムや搬送の指示を切り替え、品種や数量の変化に対応します。
例えば午前に部品A、午後に部品Bを作る工場で、設備群を連携させて切替えを支援します。単にロボットが一台あるというだけで、生産プロセス全体の柔軟な制御ができるとは限りません。
本文の例を役割や順序で整理した模式図です。
2MRPは、何がいついくつ必要かを計算
MRP(Material Requirements Planning:資材所要量計画)は、生産計画、製品に必要な部品表、在庫などから、部品や材料の必要量・必要時期を計画する方法です。
架空の例で、来週100台の机を作り、1台に脚が4本必要なら総所要量は400本です。在庫が60本、来週までに確実に入荷する発注残が40本あれば、追加の必要量は300本です。納入に3日かかるなら、必要日に間に合うよう発注時期を逆算します。
- 1総所要量
100台×4本=400本
- 2使用できる分
在庫60本+入荷40本
- 3追加必要量
400−100=300本
本文の例を役割や順序で整理した模式図です。
3必要な情報を取り違えない
資材計画は、在庫数だけでなく、製品の生産予定や部品の構成、入荷予定、調達に要する時間も使います。販売実績だけからでは、今後作る製品の部品の必要数は決まりません。予定変更があれば、資材計画も見直します。
SCM(Supply Chain Management:供給連鎖管理)は、調達から製造、配送、販売まで企業間も含めた流れの全体最適を目指します。MRPはその中でも製造に必要な資材の計画、SFA(営業支援)は営業活動の支援、CAE(コンピュータを使う強度・熱等の工学的解析支援)は設計・開発の解析で、対象が異なります。
何台作り、1台に何が必要か
既に使える・届くもの
いつ発注すれば間に合うか
本文の例を役割や順序で整理した模式図です。
この説明に出てきた略語の正式名称
- SFA
- Sales Force Automation
営業支援 - CAE
- Computer Aided Engineering
コンピュータを使う強度・熱等の工学的解析支援
4FMS・MRP・JITを組み合わせる
FMSは設備の柔軟な制御、MRPは資材の量と時期の計画、JIT(必要なものを必要なときに必要量だけ供給する考え方)は必要時点に必要量を流す考え方です。同じ工場が三つを組み合わせて使うこともあります。スマートファクトリーは設備や工程の情報を連携し、生産の改善を進める工場で、FMSもその構成要素になり得ます。
MOT(Management of Technology:技術経営)は技術を経営へ生かす考え方であり、設備群を統括して制御するFMSの名称ではありません。資材を適時適量に管理する説明と、設備を結合し生産プロセス全体を制御する説明も見分けます。
本文の例を役割や順序で整理した模式図です。
ハルとビットで、使い方を確かめよう
計画が変わっても一度計算した数を使える?
予定、在庫、納期を更新して計算し直すんだ。計画の前提が変われば必要数も変わるよ。
この説明に出てきた略語の正式名称
- JIT
- Just In Time
必要なものを必要なときに必要量だけ供給する考え方
復習
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学んだことを問題で確かめよう
入門の確認問題3問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。
ヒントを見る
必要な部品の数を計算する仕事か、機械群を柔軟に動かす仕事かを分けよう。
オリジナル入門問題 · シラバス 6.5
3問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。
出典・参考資料を確認する
学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目15。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。
学習範囲と参考資料
シラバスは学習範囲の根拠です。説明は参考資料を基に当サイトが作成しています。身近な事例・会話・図の数値は学習用の架空例です。2026年9月10日確認。