第8章システム開発技術
この章の考え方は、なぜ必要?
要求どおりの機能を作っても、部品同士がつながらない、変更で別の機能が壊れる、現場が使えないといった問題は起こります。この章では、要件から設計・テスト・導入・保守まで、各段階で何を確かめるかを学びます。
仕組みを考える
要件を具体的な構成や処理へ設計し、コードの点検と動作のテストを組み合わせます。部品、連携、全体という範囲と、入出力・内部構造・性能・変更の影響という観点を区別します。導入には戻し方と教育、保守には影響確認を含め、見積りでは規模・工数・期間の前提をそろえます。
身近な場面に当てはめる
カフェの予約機能なら、人数が受付範囲の境目にある場合や、予約から残席管理への受渡しを試します。新しい割引を加えたら従来の取消しも確かめ、本番への切替えに失敗した場合の戻し方を決めます。店員の練習と手順書も、使い始めるための準備です。
実社会では、こう役立つ
開発者と利用者が、どの段階で何を確認するかを共有できるようになります。品質の問題を具体的に伝え、作業量と期間の混同を避け、変更後も業務を安定して続けられる準備を考える力につながります。
必要な機能を決め、設計・制作・テストを進める。
「システム開発技術」って、何?
システム開発技術は、必要な仕組みを設計し、作り、正しく働くか確かめるための方法です。開発はプログラムを書く作業だけでなく、使う人が何をしたいのかを確かめるところから始まります。
例えば予約システムなら、予約できる条件を決め、画面や記録する情報を設計し、プログラムを作ります。その後、満席のときは予約できないかなどをテストして、利用者へ引き渡します。この章では、各工程が何を決め、何を確認するかを学びます。
システム開発技術
この章の過去問と、学び直す場所
2022〜2026年度の公開問題から、主分類10問と、複数の章に関わる関連0問の計10問を、この章の説明に対応付けています。章分けは当サイトの編集分類です。
まず問題を解き、迷ったら「対応する説明」を開きましょう。サイト内で解ける問題と、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)の原本で解く問題があります。
2026年度 2問
- 2026年度 問37
対応する説明を見る
必要な作業量を見積もる · 第2節「分かっている情報から方法を選ぶ」 → - 2026年度 問52
対応する説明を見る
要求を設計につなぐ · 第2節「利用者も共同レビューに参加する」 →
2025年度 1問
- 2025年度 問46
2024年度 3問
- 2024年度 問45
- 2024年度 問49
対応する説明を見る
必要な作業量を見積もる · 第2節「分かっている情報から方法を選ぶ」 → - 2024年度 問50
2023年度 2問
- 2023年度 問42
対応する説明を見る
つないで全体を試す · 第1節「部品からシステム全体へ」 → - 2023年度 問43
2022年度 2問
- 2022年度 問45
- 2022年度 問47
対応する説明を見る
使い続けるために変更する · 第2節「予防と改善も保守に含む」 →
原本の問題はIPAが公開した資料です。「このサイトで解く」からは、選んだ1問を解き、選択肢ごとの理由を確認できます。公開問題の件数は、本番の出題確率を示すものではありません。
学んだことを、別の場面で使ってみよう。
入門問題とは別の7問です。時間制限なしで、意味と使い分けを確かめます。
過去には、どれくらい出ている?
2022〜2026年度の公開問題500問のうち、主な内容をこの章に分類したのは10問です。
| 公開年度 | この章に主分類 |
|---|---|
| 2026年度 | 2 / 100問 |
| 2025年度 | 1 / 100問 |
| 2024年度 | 3 / 100問 |
| 2023年度 | 2 / 100問 |
| 2022年度 | 2 / 100問 |
掲載基準:シラバス Ver.6.5/2026年9月8日確認。範囲や制度は変わることがあります。受験前には公式の最新の出題範囲をご確認ください。