ゼロから始める資格学習FP3級

FP3級 · ライフプランニングと資金計画 05 / 05

仕事・育児・介護と社会保険の給付

仕事中のけが、失業、育児・介護で休むときは、医療保険とは別の制度も関わります。原因と働き方から給付を探します。

試験法令基準:2026年4月1日 公式日程

このページで分かること
  • 労災と業務外の病気・けがを区別する
  • 雇用保険の基本手当と再就職・教育訓練を分ける
  • 育児・介護の休業と給付を混同しない
このページの内容

01 原因と働き方を先に見る

同じけがでも、仕事や通勤が原因なら労災保険、業務外なら加入している医療保険などを考えることになります。原因を確認せず給付名だけを選ばないようにしましょう。

失業や休業も一つではありません。雇用保険の基本手当、育児休業等の給付、介護休業給付は、働く人の状況と要件で使い分けます。

02 労災・雇用保険・休業給付

仕事・通勤の事故と給付

労災保険は業務上や通勤による傷病などに関係します。治療、休業、障害、遺族など、事故後の状態で給付が変わります。健康保険の傷病手当金と名称や目的が似ていても、原因が違います。

通勤の経路や業務との関係などは、事情を確認して判断します。試験では業務上・通勤・私傷病の区別を先に付けます。

雇用保険は失業だけではない

仕事を離れたときの基本手当は、就職する意思と能力、求職活動、被保険者期間などを確認します。再就職や教育訓練を支える給付もあります。「退職したから自動的に受け取る」と考えないでください。

給付日数や金額は離職理由、年齢、加入期間などで変わります。受検期間に対応する公的な表を使い、古い定額例をそのまま暗記しないことが安全です。

育児・介護の休み方と収入

育児休業や出生時育児休業、育児時短就業には、休む期間・働く時間・給付の要件がそれぞれあります。出産費用の給付と、仕事を休む間の収入補填を分けます。

介護では休業、休暇、勤務時間の調整、介護保険サービスを組み合わせます。介護休業給付は介護保険のサービス費用そのものではありません。家族の状態と働き方を分けて確認します。

困った場面から制度を探す
  1. 仕事中・通勤中のけが → 労災保険を確認
  2. 失業して求職する → 雇用保険の基本手当を確認
  3. 育児で休む → 育児休業と雇用保険の給付を確認
  4. 家族の介護で休む → 介護休業と雇用保険の給付を確認

図は理解用の整理です。適用要件や最新の数値は本文と一次情報で確認してください。

03 給付名を選ぶ手順

「何が起きたか」と「どの保険に加入しているか」を先に書きます。仕事・通勤の事故、業務外の病気、失業、育児、介護を分けるだけで、似た給付をかなり絞れます。

04 例題で確認する

正解を選んだあと、全選択肢の理由まで確認しましょう。このページの回答履歴は保存しません。

問1

ある店に雇われる週12時間勤務のアルバイトが、仕事中にけがをした。労災保険の説明として適切なものはどれか。

問2

基本手当について、いずれも65歳未満で被保険者期間は適正に数えられている。受給資格の基本条件を満たす人はどれか。

問3

所定の取得要件を満たす父親が、出産予定日どおりに生まれた子を養育する。産後パパ育休と通常の育児休業の説明として適切なものはどれか。

問4

介護休業の対象を考える説明として適切なものはどれか。労働者本人は休業の取得要件を満たしている。

05 要点をまとめる

  • 労災は仕事・通勤との関係を見る。
  • 雇用保険には失業以外の給付もある。
  • 育児・介護では休業制度と所得補償を分ける。
  • 給付額・期間は対象者と適用日で確認する。

確認に使った一次情報

制度の適用は条件や時点によって変わります。受検・申告・契約時には最新の公式情報も確認してください。