ゼロから始める資格学習FP3級

FP3級 · リスク管理 04 / 05

保険と税金

保険料を払ったときの控除と、保険金を受け取ったときの課税を分けます。人の関係と受取原因から、税の種類を判断します。

試験法令基準:2026年4月1日 対象日程を確認

このページで分かること
  • 保険料控除と保険金課税を区別する
  • 死亡・満期保険金の税を人物関係から判定する
  • 損害補填の保険金を一律に扱わない
このページの内容

01 まずこれだけ

「保険と税金」は二つの場面に分けると整理しやすくなります。保険料を払うときは所得控除の対象となる契約かを確認し、保険金を受け取るときは何を原因に誰が受け取るかを確認します。

同じ生命保険でも、死亡保険金と満期保険金では関係する人が違います。先に税の名前を暗記するより、保険料負担者・被保険者・受取人を紙に書くほうが確実です。

保険と税を判断する順番
保険のお金の話
払うとき生命保険料控除・地震保険料控除の対象契約か
受け取るときまず受取原因を分ける
  • 死亡:被保険者・負担者・受取人
  • 満期・解約:負担者・受取人
  • 損害補填:事故原因・補填対象

控除額や実際の税額は、契約条件・受取方法などを確認して別に計算します。

02 仕組みを理解する

払うとき:対象の保険料か

生命保険料控除は、対象となる契約の保険料に関する所得控除です。一般の生命保険料、介護医療保険料、個人年金保険料は、契約の種類や新旧区分で計算方法が異なります。地震保険料控除も、対象となる保険・共済契約の条件を確認します。保険料を払ったというだけで、すべて同じ控除になるわけではありません。

死亡保険金:三者を並べる

死亡保険金は、被保険者が亡くなったときの受取です。被保険者=保険料負担者なら相続税、負担者=受取人なら所得税、三者が別人なら贈与税の課税対象となります。父が保険料を払い、父の死亡時に子が受け取るなら、相続税の関係です。税の対象になることと、実際に納税額が出ることは別です。

03 違い・条件を整理する

満期・解約:負担者と受取人を比べる

満期保険金や解約返戻金では、保険料負担者と受取人が同じなら所得税、異なれば贈与税の課税対象です。一時金か年金かで所得区分や詳しい計算は変わり、短期の一時払養老保険等には別の課税方法があり得ます。ここではまず税の種類を見分けます。

損害保険金:何を補うお金か

身体の傷害や突発事故による資産損害を補う保険金は、原則として所得税が非課税です。一方、事業の売上を補う受取や積立型の満期返戻金などを「損害保険だから全部非課税」とは言えません。所得補償保険も、身体の傷害に基因する保険金は国税庁の説明で非課税とされています。名称で一律に決めず、補填する損失の性質を確認します。

04 試験ではここを見分ける

最初に「払う/受け取る」を分け、受取なら「死亡/満期・解約/損害補填」を選びます。死亡は三者、満期は負担者と受取人、損害補填は事故原因と補填対象を見る順番です。例題では、人物を入れ替えても同じ結論になるかを考えてみてください。

05 例題で確認

ここまでの判断を、ページ内で確かめます。回答は保存されず、再読込すると未回答に戻ります。

問1

生命保険金に関する税を考えるときは、保険料負担者、被保険者、受取人、受取原因を分けて確認する。

問2

親が保険料を払い、子が受取人の契約がある。税の種類を決める前に確認すべき関係を選ぶ。 資料を確認して最初に行う判断として、最も適切なものはどれか。

問3

満期返戻金のある損害保険を見た。保険金と同じ扱いと決める前に確認すべきことを選ぶ。 このテーマの判断として、最も適切なものはどれか。

問4

父が自分を被保険者とする生命保険の保険料を全額負担し、死亡時に子が死亡保険金を一時金で受け取った。この保険金は、どの税の課税対象になるか。

問5

母が養老保険の保険料を全額負担し、満期時に子が満期保険金を一時金で受け取った。保険料負担者と受取人の関係から、どの税の課税対象になるか。

06 まとめ

  • 保険料控除と受取時の課税は別の場面。
  • 死亡保険金は被保険者・負担者・受取人の三者で判定。
  • 満期保険金等は負担者と受取人を比べる。
  • 損害保険金は補う損失の性質を確認する。

確認に使った一次情報

本文はFP3級の学習用です。個別契約・申告は、契約資料と最新の公式情報で確認してください。