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FP3級 · 金融資産運用 05 / 05

金融商品の税金・NISA・関連法規

投資で得た利益は、商品と口座によって税の扱いが違います。NISA、金融機関が破綻したときの保護、販売時のルールも分けて確認します。

試験法令基準:2026年4月1日 公式日程

このページで分かること
  • 利子・配当・譲渡益の課税方法を分ける
  • NISAの年間枠と保有限度額を区別する
  • 金融商品の保護制度と勧誘ルールを説明する
このページの内容

01 運用益にはどんな制度が関係する?

同じ10万円の利益でも、預金利息か、株式の配当か、売却益かで税の考え方が変わります。まず利益の種類と口座を確認してください。

価格が下がったときの損失と、預けた金融機関が破綻したときの保護も別の話です。制度の名前だけで「元本保証」と考えないようにします。

02 金融商品と税・NISA・保護制度

利益と口座で税を分ける

利子、配当、譲渡益は、商品や口座の区分によって課税方法が違います。特定口座の源泉徴収や確定申告、損益通算の可否を一律に扱わず、設問の条件を先に読みます。

売却益は売却額そのものではなく取得費や手数料等を考慮した差額です。税引後の金額を比較するときは、どの利益に税がかかるかを確認します。

NISAの年間枠と保有総額を分ける

2026年4月1日の試験法令基準では、成人向けNISAの年間投資枠はつみたて投資枠120万円と成長投資枠240万円で、併用できます。生涯の非課税保有限度額は合計1,800万円、うち成長投資枠は1,200万円が上限です。利用年の1月1日に18歳以上など、対象者と商品要件を確認してください。

非課税の対象は制度で定めた投資商品からの利益です。預金利息まで非課税になるわけではありません。売却した分の簿価に対応する総枠の再利用は翌年以降で、同年の年間投資枠が直ちに戻ることとは違います。

保護制度と販売ルールは別に確認

預金保険と投資者保護基金、保険契約者保護機構は、それぞれ対象と保護目的が違います。市場価格の下落を埋める制度ではありません。

金融商品の勧誘ではリスク・費用の説明や顧客の意向への配慮が必要です。学習用の比較を特定商品の購入推奨として受け取らず、商品の資料と契約条件を確認してください。

NISAの三つの枠を区別する
  1. 年間:つみたて投資枠120万円 + 成長投資枠240万円
  2. 非課税保有限度額:合計1,800万円
  3. 成長投資枠の内数上限:1,200万円

図は理解用の整理です。適用要件や最新の数値は本文と一次情報で確認してください。

03 課税と非課税の条件を読む

利益の種類→口座→課税・非課税の対象→販売や保護のルールの順に確認します。NISAでは「年間」と「保有総額」、「制度全体」と「成長投資枠の内数」を別の欄に書きます。

04 例題で確認する

正解を選んだあと、全選択肢の理由まで確認しましょう。このページの回答履歴は保存しません。

問1

2026年4月1日を法令基準とする成人のNISAについて、つみたて投資枠でその年に120万円を買い付け、成長投資枠ではまだ買い付けていない。この年の成長投資枠と、制度全体の非課税保有限度額の説明として適切なのはどれか。

問2

株式を課税口座で売って利益が出た。受取額を考えるときに最初に分けるべきものはどれか。

問3

銀行預金と上場株式を持っている。元本割れに備える制度について、適切な説明はどれか。

問4

金融商品を勧める場面で、商品の仕組みと損失の可能性を説明したうえで、顧客の目的や経験にも照らす理由として最も適切なのはどれか。

05 要点をまとめる

  • 金融商品の税は利益の種類と口座で判断する。
  • NISAの年間枠と非課税保有限度額は別。
  • 保護制度は市場価格の下落を補償しない。
  • 勧誘の説明と適合性を資料で確かめる。

確認に使った一次情報

制度の適用は条件や時点によって変わります。受検・申告・契約時には最新の公式情報も確認してください。