通信相手と接続先を偽る攻撃
- 中間者攻撃とMITBを、通信路と端末内で区別する
- DNSキャッシュの汚染を、偽の案内やサービス妨害と区別する
- セッションの乗っ取りと送信元IPの偽装を区別する
- 第三者中継の無制限な許可を見直す
点線のことばを押すと、意味と使い方を調べられます。
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このページの目次 4節・復習と4問
- 1説明を読む
- 2復習する
- 3問題を解く
- 4次へ進む
1途中に割り込む攻撃
中間者攻撃(Man-in-the-middle Attack)は、通信する双方の間に割り込み、通信を盗聴・改ざんする攻撃です。暗号化と相手の証明書の検証を組み合わせ、偽の相手につながないことが必要です。
MITB(Man-in-the-browser:ブラウザ内での攻撃)は端末内のブラウザへ介入し、入力や取引内容などを改ざんします。通信路が暗号化されていても、その前後の端末で改変される場合があるため、端末の保護も必要です。
2名前と住所の偽情報
DNS(Domain Name System:ドメイン名とIP(ネットワークを越えて宛先へデータを届けるための通信の約束)アドレスなどを対応させる仕組み)キャッシュポイズニングは、一時保存される名前解決情報に偽情報を混ぜ、意図しない接続先へ誘導する攻撃です。URL(ウェブ上などのリソースの場所を示す文字列)を正しく入力しても偽の宛先になる可能性があります。
IP(Internet Protocol:インターネットでの通信規約)スプーフィングは送信元IPアドレスを偽ることです。名前解決の汚染と送信元の偽装は異なります。証明書の警告を無視せず、機器の更新や通信検証を行います。
ハルとビットで、使い方を確かめよう
正しい住所を入力しても偽物へ行くの?
名前を住所に変える情報が汚されるとあり得るよ。証明書の警告も見逃さないでね。
この説明に出てきた略語の正式名称
- IP
- Internet Protocol
ネットワークを越えて宛先へデータを届けるための通信の約束 - URL
- Uniform Resource Locator
ウェブ上などのリソースの場所を示す文字列 - IP
- Information Technology Passport Examination
ITパスポート試験
3接続状態や中継機能を悪用する
セッションはログイン後などに続く一連のやり取りです。セッションハイジャックは、その識別情報などを奪って利用者のやり取りを乗っ取る攻撃です。通信の保護、推測しにくい識別子、適切な有効期限などで守ります。
第三者中継(オープンリレー)は、無関係な送信者のメールを無制限に中継する設定で、迷惑メール送信へ悪用されます。送信できる利用者や経路を限定します。中継する機能自体が全て悪いのではなく、無制限な許可が問題です。
4偽の宛先と偽の案内
DNSキャッシュポイズニングは名前解決の保存情報を汚し、正しい名前を入力しても誤った宛先へ向ける攻撃です。相手を偽の案内で誘うフィッシングとは、誘導する場所が違います。
DDoSはサービス妨害、ドライブバイダウンロードは閲覧等を契機とした感染です。宛先情報を汚すこと、利用を止めること、不正プログラムを送り込むことを分けます。
復習
このレッスンを振り返ろう
通信暗号化中にブラウザが内容を変えたら、暗号化がなかったといえますか。
正しい名前を入力したのに偽の宛先へ向く場合、どの情報が狙われた可能性がありますか。
ログイン後の識別情報を奪うことと、送信元IPを偽ることは何ですか。
答え方と、確認するポイント
前者はセッションハイジャック、後者はIPスプーフィングです。識別情報には通信の保護や推測しにくさ、有効期限なども必要です。
メールの中継は、全て止めなければ危険ですか。
答え方と、確認するポイント
中継自体は通常の配送でも使います。無関係な送信者へ無制限に許す設定を見直し、利用者や経路を限定します。
問題で確かめる
学んだことを問題で確かめよう
入門の確認問題4問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。
ヒントを見る
暗号化区間の途中か、その前後の端末内かを分けます。
オリジナル入門問題 · シラバス 6.5
4問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。
出典・参考資料を確認する
学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目61。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。
学習範囲と参考資料
シラバスは学習範囲の根拠です。説明は参考資料を基に当サイトが作成しています。身近な事例・会話・図の数値は学習用の架空例です。2026年9月10日確認。