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23-07 · 情報セキュリティ2節・復習・3問

ウェブ入力を悪用する攻撃

このパートで確かめること
  • SQLインジェクションを見分け、命令と値を分ける
  • サニタイジングの対象と、対策の限界を説明する
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説明 1 / 2
このページの目次 2節・復習と3問
  1. 1説明を読む
  2. 2復習する
  3. 3問題を解く
  4. 4次へ進む

1入力した値を、命令として実行させない

SQL(関係データベースの定義や操作などを記述する言語)は、データベースからデータを探したり更新したりする言語です。利用者が入力した文字列を命令文へそのまま混ぜると、その一部を不正な命令として解釈させられる場合があります。これがSQLインジェクションです。

例えば商品検索欄に書かれた文字は、検索したい値として扱う必要があります。命令に組み込んで実行させないため、プレースホルダという値を入れる場所を先に決め、後から値を対応付けるバインドなどを使います。命令と値を分けることが要点です。

有害な文字列などを無害化する処理をサニタイジングといいます。ただし、これだけを万能なSQL対策と考えず、入力形式の検証と、用途に応じた安全な処理を組み合わせます。

SQLはStructured Query Languageの略です。複数の記憶装置へデータを分けて書くストライピングは、保存の仕組みであり、入力文字列への対策とは目的も対象も異なります。

命令とデータを混ぜない
利用者入力

値として受け取る

命令の形

プログラムが固定

実行

値を命令にしない

利用者入力:値として受け取る/命令の形:プログラムが固定/実行:値を命令にしない

ハルとビットで、使い方を確かめよう

ハル

入力欄に文字を書くだけで攻撃になるの?

ビット

受け取る側が文字を命令として扱う弱点があると問題になるよ。命令と値を分けよう。

ここがポイント検索語は検索する値として扱い、命令として解釈させないようにします。
この説明に出てきた略語の正式名称
SQL
Structured Query Language
関係データベースの定義や操作などを記述する言語

2対策が扱う対象を、場面から選ぶ

似た選択肢が並んだら、「何を安全に扱いたいのか」を確かめます。用語の響きではなく、対象を合わせましょう。

  • 投稿や検索欄の文字を安全に扱いたい:文字列の無害化を指すのがサニタイジングです。SQLでは命令と値の分離を基本に考え、表示先に合った処理も必要です。
  • 接続できる機器を絞りたい:MACアドレスによる接続制限は、入力文字列でなく機器に着目します。
  • 複数の記憶装置へ分けて書きたい:ストライピングは、保存の方法です。
  • 人をだまして情報を得ようとしている:ソーシャルエンジニアリングは、人の心理や行動を狙う手口です。

例えば「掲示板へ入力した文字を処理する」相談に、記憶装置へ分散して保存する方法を答えても、困りごとを解決できません。選択肢を選んだ後に、対象が一致する理由も一言で説明してみましょう。

文字の処理と機器の制限
項目働き・対象
サニタイジング文字列を無害化
MAC制限接続機器を制限
ストライピング記憶装置へ分散して書く

サニタイジング:文字列を無害化/MAC制限:接続機器を制限/ストライピング:記憶装置へ分散して書く

ここがポイント対策名を選ぶ前に、守る対象が文字列か機器か人かを確かめます。
2

復習

このパートを振り返ろう

検索文字をSQLの命令として扱わないため、どう設計しますか。

答え方と、確認するポイント

命令の形を先に決め、プレースホルダへ値をバインドします。利用者の文字をそのままSQL文へ連結しません。

入力の無害化と、記憶装置への分散保存は同じ対策ですか。

答え方と、確認するポイント

前者はサニタイジング、後者はストライピングです。安全な処理は用途で異なり、文字の置換だけを万能なSQL対策とは考えません。

3

問題で確かめる

実際の問題に挑戦しよう

IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)公開過去問1問、入門の確認問題2問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。

オリジナル入門問題1 / 3問
不正なデータベース命令を入力へ混ぜる攻撃はどれか。
ヒントを見る

利用者の入力が、データとして扱われずデータベースへの命令の一部になる点に注目します。

オリジナル入門問題 · シラバス 6.5

公開問題・原図の著作権はIPAにあります。表記・表の配置を整えています。解説は当サイト独自のものです。

3問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。

自作解説 · 2026.09.15 確認
出典・参考資料を確認する

学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目61。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。

学習範囲と参考資料

シラバスは学習範囲の根拠です。説明は参考資料を基に当サイトが作成しています。身近な事例・会話・図の数値は学習用の架空例です。2026年9月10日確認。

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