不正なプログラムの違い
- ワームを、装う手口や情報収集の機能と区別する
- バックドアを、情報収集・外部指令・侵入前の調査と区別する
- 実行ファイルの検査だけで感染の可能性を否定しない
- 添付文書のマクロを有効にする前に正当性と必要性を確認する
点線のことばを押すと、意味と使い方を調べられます。
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このページの目次 4節・復習と4問
- 1説明を読む
- 2復習する
- 3問題を解く
- 4次へ進む
1感染の広がり方に違いがある
マルウェア(Malware)は悪意のあるプログラムの総称です。コンピュータウイルスは他のプログラムやファイルへ感染して広がり、ワームは単独で自己増殖しネットワークなどを通じて広がります。トロイの木馬は有用なソフトを装って入り込み、不正な動作をします。
マクロウイルスは文書ソフトの自動処理機能であるマクロを悪用します。文書だから安全とは限りません。出所が不明な添付ファイルのマクロを安易に有効化しません。
ウイルス:他のファイル等に感染/ワーム:単独で自己増殖/トロイの木馬:有用なソフトを装う
2盗む、操る、裏口を作る
スパイウェアは利用者に気付かれず情報を収集します。キーロガーはキー入力を記録する仕組みで、認証情報の窃取にも悪用されます。ボットは外部の指令に従い動作し、感染端末が攻撃に使われることがあります。
RAT(Remote Access Trojan:遠隔操作型トロイの木馬)は端末を不正に遠隔操作するマルウェアです。バックドアは正規の認証経路を迂回する裏口で、再侵入のため残されることがあります。正規の遠隔管理ソフトも悪用され得るので、機能名だけで安全とは判断しません。
情報窃取:スパイウェア・キーロガー/遠隔指令:ボット・RAT/再侵入:バックドア
ハルとビットで、使い方を確かめよう
自分の端末が攻撃に使われるの?
ボットに感染するとあり得るよ。自分の情報を守ることは周りを守ることにもつながるね。
3ファイルが見つからなくても注意
ファイルレスマルウェアは、メモリや正規の管理機能などを利用して、実行ファイルを通常の形で残さず活動するものです。ファイルの検査だけでは捉えにくい場合があります。
ファイル交換ソフトウェアは利用者同士でファイルを共有しますが、設定ミスによる情報公開や不正ファイルの取得に注意します。迷惑メール(スパム)は大量の不要なメールで、不正な添付や詐欺への入口にもなります。定義ファイルの更新に加え、不審な動作の監視や更新を重ねます。
4裏口とその周辺の動作
バックドアは再侵入にも使われる裏口です。通信を盗み見る盗聴、相手をだまして情報を渡させるフィッシング、接続口の状態を調べるポートスキャンとは別の働きです。
侵入前の調査、侵入の入口、侵入後に残す仕組みを分けて考えます。同じ事件で複数の手段が使われることもあります。
復習
このレッスンを振り返ろう
単独で増えるものと、便利なソフトを装うものは何ですか。
答え方と、確認するポイント
前者はワーム、後者はトロイの木馬です。増え方と装い方など異なる軸の分類なので、一つが複数の特徴を持つ場合もあります。
正規の認証を迂回して戻る入口は、ポートスキャンと同じですか。
答え方と、確認するポイント
入口はバックドア、接続口の状態を調べる行為はポートスキャンです。キー入力を記録する機能や外部指令に従うボットとも役割を分けます。
実行ファイルが見つからない端末の不審な通信は、調査不要ですか。
文書を読むためなら、マクロは先に動かしてよいですか。
答え方と、確認するポイント
不正な処理が動く場合があるため、正規の依頼と必要性を組織の手順で確認してから判断します。
問題で確かめる
学んだことを問題で確かめよう
入門の確認問題4問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。
ヒントを見る
他のファイルへの寄生を前提とせず、自ら増えて広がる特徴に注目しましょう。
オリジナル入門問題 · シラバス 6.5
4問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。
出典・参考資料を確認する
学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目61。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。
学習範囲と参考資料
シラバスは学習範囲の根拠です。説明は参考資料を基に当サイトが作成しています。身近な事例・会話・図の数値は学習用の架空例です。2026年9月10日確認。