内部不正が起きにくい職場
- 機会・動機・正当化を区別し、要因に合う対策を選ぶ
- 異動時に最小権限を見直し、申請と承認を分ける
- 教育・訓練を早い報告と運用改善につなげる
点線のことばを押すと、意味と使い方を調べられます。
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このページの目次 3節・復習と4問
- 1説明を読む
- 2復習する
- 3問題を解く
- 4次へ進む
1三つがそろうと不正が起きやすい
内部不正は従業員など内部の人が権限を悪用して情報を持ち出すなどの行為です。不正のトライアングルは、不正に手を出す要因を機会・動機・正当化の三つで捉えます。
機会は実行できて発覚しにくい状況、動機は借金や不満など実行したくなる事情、正当化は「皆もやっている」など自分を納得させる考えです。個人を決め付けず、環境とルールを改善します。
持出しを誰も確認しない
強い不満や経済的圧力
この程度なら許される
機会:持出しを誰も確認しない/動機:強い不満や経済的圧力/正当化:この程度なら許される
2必要な人へ必要な権限だけ
アクセス権は「誰が、何を、どこまで利用できるか」の許可です。最小権限では仕事に必要な範囲だけを与え、異動・退職時に見直します。申請する人と承認する人を分ける職務分離、持出しの記録と点検は機会を減らします。
情報セキュリティポリシーに基づき、管理者の強い権限も無制限に使わせず、操作を記録します。監視は目的を定め、プライバシーにも配慮して運用します。
ハルとビットで、使い方を確かめよう
信頼している社員にも制限するの?
信頼と権限の管理は両立するよ。誤操作の被害も小さくできるんだ。
3教育だけでも装置だけでも不足
情報セキュリティ啓発は日々の注意を促し、教育は判断の知識を育て、情報セキュリティ訓練は手順を実際に試します。標的型メール訓練では、怪しいメールを見分けるだけでなく、開いてしまった後の報告も練習します。
相談窓口や公正な職場づくりは動機に働きかけ、規程の周知と違反への一貫した対応は正当化を許しにくくします。組織における内部不正防止ガイドラインは、こうした人的・管理的・技術的対策を考える手引きです。
機会を減らす:権限と記録/動機へ対応:相談しやすい職場/正当化を防ぐ:ルールと一貫した対応
ハルとビットで、使い方を確かめよう
訓練で間違えたら黙っていたくなるな。
早く報告できる雰囲気こそ大切だよ。誰を責めるかより、広がる前に止めよう。
復習
このレッスンを振り返ろう
持出しを発見しやすくする記録と、「皆もしている」という考えは何に対応しますか。
答え方と、確認するポイント
記録は実行しやすさという機会を減らします。「皆もしている」は不正を自分に許す正当化で、規程の周知や一貫した対応などが必要です。
異動者の旧権限は、信頼できる人なら残してよいですか。
答え方と、確認するポイント
現在の仕事に不要なら外します。本人の信頼と権限の範囲は別であり、職務分離や操作記録も組み合わせます。
訓練で添付を開いてしまった人には、何を練習してもらいますか。
答え方と、確認するポイント
決められた手順で早く報告する行動も練習します。責めて隠させず、相談しやすい環境と管理面の対策を整えます。
問題で確かめる
学んだことを問題で確かめよう
入門の確認問題4問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。
ヒントを見る
実行しやすさ、実行したい理由、自分を納得させる理由のどれを変える対策か考えましょう。
オリジナル入門問題 · シラバス 6.5
4問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。
出典・参考資料を確認する
学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目61。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。
学習範囲と参考資料
シラバスは学習範囲の根拠です。説明は参考資料を基に当サイトが作成しています。身近な事例・会話・図の数値は学習用の架空例です。2026年9月10日確認。