使えなくして金銭を要求する攻撃
- ランサムウェアと二重脅迫の被害を説明する
- 復旧できても漏えいの対応が残ることを判断する
- 感染の疑いを隔離・報告し、証拠を残して調査につなげる
- 自己増殖と金銭要求を異なる分類軸として読む
点線のことばを押すと、意味と使い方を調べられます。
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このページの目次 4節・復習と4問
- 1説明を読む
- 2復習する
- 3問題を解く
- 4次へ進む
1暗号化して利用を妨げる
ランサムウェアは端末をロックしたりデータを暗号化したりして利用不能にし、復旧の対価として金銭などを要求するマルウェアです。正当なディスク暗号化が盗難時に情報を守るのとは、目的と鍵を握る人が異なります。
ランサムウェア対策では侵入を防ぐ更新・認証と、被害後の復旧用バックアップを両方用意します。感染検査やパスワードの使い分けだけでは、失ったファイルは復元できません。
2二つの脅しが重なる
二重脅迫(ダブルエクストーション)は、データを利用不能にする脅しに加え、盗んだ情報を公開すると脅す手口です。バックアップで業務を戻せても、持ち出された情報の問題は残ります。
漏えいの影響調査、関係者への連絡、アクセス管理なども必要です。支払えば確実に復旧・削除されるという保証はありません。組織の担当者や専門家へ早く連絡し、独断で対応を進めません。
暗号化:業務の停止/情報の窃取:公開すると脅迫/対応:復旧と漏えい調査
3感染の疑いを見つけたとき
営業中の端末で業務ファイルを開けなくなり、復旧のための金銭を要求する画面が出た場面を考えます。表示を閉じただけでは、被害の原因がなくなったとは判断できません。組織の手順に従ってネットワークから隔離し、発見時刻や表示された状況を担当窓口へ報告します。
急いで使える状態へ戻そうと、独断で初期化や再インストールをすると、原因や影響を調べる記録を失うおそれがあります。別の共有先へファイルをコピーすることも被害を広げかねません。電源をどう扱うかも含めて担当者の指示を受け、隔離による拡大防止と、調査に必要な状態の維持を両立させます。
広がり方:ワーム/金銭要求:ランサムウェア/再侵入経路:バックドア
ハルとビットで、使い方を確かめよう
バックアップがあれば漏えいも解決?
復旧用コピーは戻すための備えだよ。外へ出た情報への対応も必要だね。
4被害の目的と広がり方
ワームは自己増殖する広がり方、ランサムウェアは端末やデータを利用不能にして金銭などを要求する性質、バックドアは再侵入に使う裏口という観点です。分類する軸が異なるため、一つの不正プログラムや攻撃に複数の特徴が現れる場合があります。
例えば、自分の複製をほかの端末へ広げ、そこでファイルを暗号化して金銭を要求するものは、ワームとランサムウェアの特徴を併せ持ちます。ブラウザを介して送金内容を変えるMITBは別の手口です。名前だけで一種類に決めず、どのように広がり、何を起こし、何を求めているかを確かめます。
復習
このレッスンを振り返ろう
暗号化に加えて、盗んだ情報の公開でも脅す手口は何ですか。
バックアップで業務が戻れば、持出し疑いの調査も終わりですか。
答え方と、確認するポイント
復旧は可用性を戻す対応です。持ち出された情報の範囲や影響を調べる機密性への対応は別に残ります。
感染の疑いがある端末を、報告前に初期化してよいですか。
答え方と、確認するポイント
証拠を失うおそれがあるため、手順に従って隔離・報告し、担当者の指示を受けます。
ワームとランサムウェアの特徴は、同じものに現れますか。
答え方と、確認するポイント
現れる場合があります。ワームは広がり方、ランサムウェアは利用を妨げて金銭などを要求する性質を表すためです。
問題で確かめる
学んだことを問題で確かめよう
入門の確認問題4問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。
ヒントを見る
使えなくしたデータの復旧と、盗んだデータの公開という二つの要求を区別します。
オリジナル入門問題 · シラバス 6.5
4問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。
出典・参考資料を確認する
学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目61。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。
学習範囲と参考資料
シラバスは学習範囲の根拠です。説明は参考資料を基に当サイトが作成しています。身近な事例・会話・図の数値は学習用の架空例です。2026年9月10日確認。