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23-18 · 情報セキュリティ管理4節・復習・3問

基準の使いどころを見分ける

このパートで確かめること
  • 経営者向けの指針を方針・資源・確認の実行へつなげる
  • システム全体や現実の設備など、対象に合う規範を選ぶ
  • PCI DSSを決済カード情報の保護基準として装置や組織と区別する
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説明 1 / 4
このページの目次 4節・復習と3問
  1. 1説明を読む
  2. 2復習する
  3. 3問題を解く
  4. 4次へ進む

1組織の方針を具体化する手引き

サイバーセキュリティ経営ガイドラインは、経営者がリスクを認識し、責任者や資源を定めて組織的対策を進める指針です。中小企業の情報セキュリティ対策ガイドラインは、基本的対策から管理体制まで段階的に取り組む手引きです。

ガイドラインを読むだけで安全になるわけではありません。自社の資産と業務に照らし、担当・期限・点検方法まで決めて実行します。

組織の方針を具体化する手引き
経営者

方針・資源・確認

中小企業

基本対策から段階的に

現場

担当と手順へ具体化

経営者:方針・資源・確認/中小企業:基本対策から段階的に/現場:担当と手順へ具体化

2システム全体と個別脅威の規範

システム管理基準は情報システムの管理の良否を判断する規範、情報セキュリティ管理基準は情報セキュリティの管理を点検する規範です。コンピュータウイルス対策基準やコンピュータ不正アクセス対策基準は、それぞれの脅威への対策を整理する規範として学びます。

サイバー・フィジカル・セキュリティ対策フレームワークは、デジタル空間と現実の設備・活動が結び付く産業のリスクを整理します。IoT(Internet of Things:物のインターネット)セキュリティガイドラインは、ネットにつながる機器の設計・運用などの対策を考える指針です。

システム全体と個別脅威の規範
管理基準

管理の適切さを点検

個別対策基準

ウイルス・不正アクセス

現実とネット

機器とデータの連携を保護

管理基準:管理の適切さを点検/個別対策基準:ウイルス・不正アクセス/現実とネット:機器とデータの連携を保護

3カード情報には対象に合う基準

PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard:カード業界のデータセキュリティ基準)は、決済カード情報を保護するための技術・運用上の要求を定める基準です。

カード情報を保存・処理・伝送する事業者などが対象になります。

基準であるPCI DSSと、事故対応チームのCSIRT(コンピュータセキュリティ事故に対応するチーム)、半導体のセキュリティチップ、侵入を検知・防御する装置は異なります。名前より「規範・組織・部品・仕組み」のどれかを考えると整理できます。

カード情報には対象に合う基準
PCI DSS

カード情報の保護基準

CSIRT

事故対応の組織

チップ・装置

技術対策を実行

PCI DSS:カード情報の保護基準/CSIRT:事故対応の組織/チップ・装置:技術対策を実行

ハルとビットで、使い方を確かめよう

ハル

基準を全部同じように使うの?

ビット

守る対象が違うよ。カード情報なのか、組織全体なのかを見よう。

ハル

基準は対策ソフトの名前?

ビット

守るべき要求や考え方を示すものだよ。装置や組織とは違うね。

この説明に出てきた略語の正式名称
CSIRT
Computer Security Incident Response Team
コンピュータセキュリティ事故に対応するチーム

4基準・部品・組織・装置

PCI DSSはカード情報を扱う事業者などが参照する保護基準です。TPM(暗号鍵などを保護し機器の信頼性確認を支えるチップ)は機器内で鍵などを保護する部品、CSIRTは事故対応を担う組織、IPS(侵入を検知して遮断などの防御を行うシステム)は侵入を検知・防御するシステムです。

「セキュリティ」という言葉が共通していても、何の名称を問われているかが違います。守るべき要求なのか、その要求を実行する人や技術なのかを確かめます。

基準・部品・組織・装置
項目働き・対象
PCI DSS保護の基準
TPMIPS部品・防御システム
CSIRT対応する組織

PCI DSS:保護の基準/TPMIPS:部品・防御システムCSIRT:対応する組織

この説明に出てきた略語の正式名称
TPM
Trusted Platform Module
暗号鍵などを保護し機器の信頼性確認を支えるチップ
IPS
Intrusion Prevention System
侵入を検知して遮断などの防御を行うシステム
2

復習

このレッスンを振り返ろう

ガイドラインを読み責任者を任命すれば、経営者の仕事は終わりますか。

答え方と、確認するポイント

方針、予算・人材の配分、実施状況の確認へ継続して関わります。自社の資産や業務に合わせ、担当・期限・点検方法まで具体化します。

システム管理基準と、サイバー・フィジカルの枠組みは何を整理しますか。

答え方と、確認するポイント

前者は情報システムの管理の良否、後者はデジタル空間と現実の設備・活動が結び付く産業のリスクです。個別の脅威やIoTにも対象に合う指針を使います。

PCI DSSはセキュリティチップや事故対応チームの名前ですか。

答え方と、確認するポイント

決済カード情報を保護する技術・運用の基準です。部品のTPM、チームのCSIRT、侵入防御のIPSとは種類が違います。

3

問題で確かめる

実際の問題に挑戦しよう

IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)公開過去問2問、入門の確認問題1問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。

IPA ITパスポート試験 2026年度 公開問題 問791 / 3問
企業のリスクマネジメントの一環として行われるサイバーセキュリティリスク対策の推進において,経営者に求められる役割として,最も適切なものはどれか。
ヒントを見る

現場の専門知識と,事業全体の方針・予算を決める責任を分けましょう。

IPA ITパスポート試験 2026年度 公開問題 問79 · 公式分野:テクノロジ系

IPAの問題原本 ↗

出典:IPA。表記・表の配置を整えています。解説は当サイトが作成したものです。

公開問題・原図の著作権はIPAにあります。表記・表の配置を整えています。解説は当サイト独自のものです。

3問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。

自作解説 · 2026.09.15 確認
出典・参考資料を確認する

学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目62。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。

学習範囲と参考資料

シラバスは学習範囲の根拠です。説明は参考資料を基に当サイトが作成しています。身近な事例・会話・図の数値は学習用の架空例です。2026年9月10日確認。

3問 / 操作体験

模試の操作を試す

解答から結果の確認までを、3問で体験できます。100問・120分の第1模試も無料で利用できます。