ゼロから始める資格学習
全23章・シラバス6.5保存した教材
← 第14章「アルゴリズムとプログラミング」の目次へ
14-10 · プログラム言語4節・復習・4問

読みやすく分けて再利用する

このパートで確かめること
  • 重複処理を部品へ分け、読みやすさと正しさを区別する
  • ライブラリとAPIの役割を区別する
  • APIの戻り値を仕様に従って利用する
  • ノーコードでも業務の入力条件を検証する
表示・保存
説明 1 / 4
このページの目次 4節・復習と4問
  1. 1説明を読む
  2. 2復習する
  3. 3問題を解く
  4. 4次へ進む

1同じ書き方で意図を伝える

コーディング標準は名前の付け方や書式などの共通ルールです。字下げ(インデンテーション)で処理のまとまりを示し、命名規則でtotalPriceのように役割を読み取れる名前を付けます。

ネストは条件や繰返しの入れ子です。深すぎるとどの条件の中か追いにくくなるので、処理を分けるなどして読みやすくします。規約は誤りの発見や引継ぎに役立ちますが、正しさを自動的に保証はしません。

読みやすいコード
名前

xよりtotalPriceで目的を示す

字下げ

条件内の処理をそろえる

入れ子

深い処理は分割を検討

数値は学習用の例。

ハルとビットで、使い方を確かめよう

ハル

字下げは見た目のためだけ?

ビット

処理のまとまりを読めるし、言語によっては文法上の意味もあるよ。

2全体の流れと部分の仕事を分ける

モジュール分割プログラムを役割ごとのまとまりへ分けることです。メインルーチンが全体の流れを進め、サブルーチンが合計計算や印刷など一部分を担当します。

同じ計算を各所へ複写すると修正漏れが起こりやすいため、一つの処理を呼び出して再利用します。分けた部品の入力、出力、担当範囲を明確にすると、修正の影響も追いやすくなります。

会計処理を分ける
メイン

入力→合計→印刷を指示

合計サブルーチン

金額を計算して返す

印刷サブルーチン

明細を印刷する

数値は学習用の例。

3ライブラリの機能をAPIの約束で呼び出す

ライブラリは再利用できる関数や機能の集まりです。API(Application Programming Interface)は、プログラムから機能を利用する接点と、その呼出し方法の約束です。どんな引数を渡し、どんな値が返るかを定めます。

ライブラリの機能を呼ぶときにもAPIを使うので、APIが必ず外部サイトへの通信を意味するわけではありません。

ネットワーク越しにWebの仕組みで機能やデータを利用する接点をWeb APIと呼びます。例えば天気サービスへ地域ID(利用者などを見分ける識別子)と日付を送り、気温と天気を受け取ります。地域IDの指定方法、温度の単位、返る項目を確認し、受け取った値を自分のアプリの表示や判定に使います。

APIを呼ぶだけで、必要な画面全体が自動的に完成するとは限りません。

利用に認証が必要か、取得できなかったときにどうするかも約束に含まれます。使える部品を選んだ後は、入力・戻り値・失敗時の扱いを確かめます。自分で全ての内部処理を作り直すことと、公開された呼出し口を通じて機能を使うことを区別します。

予報のWeb APIを使う
送る値

地域IDと日付

受け取る値

気温28℃・天気「晴れ」

アプリの処理

値を表示し、条件に応じて案内する

学習用の架空のAPIです。項目名・単位・認証条件は、使うAPIの仕様で確認します。

この説明に出てきた略語の正式名称
ID
Identifier
利用者などを見分ける識別子

4画面で組み立てる開発方法

ローコードはコード量を抑え、画面操作と必要なコードでアプリを作る方法です。ノーコードは主に画面操作や設定で作ります。申請フォームを部品から組み立てる例があります。

書く量が少なくても、入力の検証、誰が見られるか、例外の処理、保守は考える必要があります。複雑な要件を実現できる範囲や、提供サービスへの依存を確認します。

作り方の特徴
方法主な操作確認事項
ローコード部品+必要なコード拡張方法
ノーコード画面操作・設定機能の範囲

上から順に確認しよう。

ハルとビットで、使い方を確かめよう

ハル

部品を使えば確認はいらない?

ビット

渡す値や戻り値、エラー時の動きまで確かめて使おうね。

2

復習

このレッスンを振り返ろう

命名や字下げをそろえれば、テストは不要?

答え方と、確認するポイント

不要にはなりません。共通ルールで読みやすくし、処理も確認します。

機能の集まりと、呼出し方の約束はそれぞれ何?

答え方と、確認するポイント

ライブラリAPIです。

APIが気温を返したら、何を確認して使う?

答え方と、確認するポイント

項目の意味と単位などの仕様を確認し、自分のアプリで表示・判定します。

フォームが生成できれば、上限や締切の条件も満たす?

答え方と、確認するポイント

別です。境界、範囲外、締切後の動作を確かめます。

3

問題で確かめる

学んだことを問題で確かめよう

ここではオリジナル問題3問で、学んだ考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確認しましょう。

オリジナル入門問題1 / 4問
同じ料金計算を三つの画面へ複写したため、改定時に一つだけ修正を忘れた。再発を減らす設計として最も適切なのはどれか。
ヒントを見る

同じ業務ルールを何箇所で保守しているかに注目します。

オリジナル入門問題 · シラバス 6.5

4問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。

自作解説 · 2026.09.15 確認
出典・参考資料を確認する

学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目38。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。

学習範囲と参考資料

シラバスは学習範囲の根拠です。説明・図の数値・身近な事例は学習用に作成しています。2026年9月14日確認。

3問 / 操作体験

模試の操作を試す

解答から結果の確認までを、3問で体験できます。100問・120分の第1模試も無料で利用できます。