関数と境界を確かめる
- 各関数呼出しの戻り値を別々に求める
- 最小の素数と反復条件の境界を検査する
- 初期値から反復回数を数え、外角を使う
- 条件を含む二つの呼出しを個別に計算する
点線のことばを押すと、意味と使い方を調べられます。
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このページの目次 5節・復習と4問
- 1説明を読む
- 2復習する
- 3問題を解く
- 4次へ進む
1関数へ引数を渡し戻り値を受け取る
手続は一まとまりの処理です。関数は名前を付けた処理を呼び出し、計算結果を戻り値として返すものとして読みます。引数は呼び出し時に渡す値です。
関数double(x)が2×xを返すならdouble(4)は8です。double(3)+double(5)は6+10=16。別々の呼出しを計算して最後に足します。入れ子のifがある関数でも、渡した値に合う枝だけを進みます。
数値は学習用の例。
2式と増分を別々に検算する
まず架空の一例を最後まで追います。初期値num=0、iは2、4、6の順、式はnum←num+2×iです。掛け算を先に計算し、numは0→4→12→24になります。下の表も、この同じ初期値・増分・式です。
式だけをnum←2×num+iに変え、ほかの条件を同じにすると0→2→8→22です。numに2×iを足す処理と、numを2倍してiを足す処理を区別します。繰返しでは初期値、iの値の並び、更新する式を先に書き出して検算します。
32未満と2以下を取り違えない
素数は2以上の整数で、正の約数が1と自分自身だけの数です。1は素数ではなく2は素数です。単純な判定ではnum<2なら偽、除数divを2からnum未満まで変え、余り0が見つかれば偽、最後までなければ真を返します。
num=2なら除数を試すループは0回で真です。num≤2で除外すると2を誤って除外します。div=numのときだけ反復する条件でも必要な除数を試せません。
下の行番号付き擬似コードでは、字下げした行がifやwhileの内側です。modは割った余り、returnは結果を返して関数を終える命令です。num=2なら02行の条件は偽、05行でdivを2にし、06行も偽なので、07〜11行の反復を一度も実行せず12行で真を返します。
色の付いた行で条件確認・代入・結果の返却を行います。字下げは処理のまとまりです。
01 関数 isPrime(num)02 if num < 203 return 偽04 endif05 div ← 206 while div < num07 if num mod div = 008 return 偽09 endif10 div ← div + 111 endwhile12 return 真入力2では 02 → 05 → 06 → 12。繰返しは0回で「真」を返します。入力1と4は偽、入力5は真です。
ハルとビットで、使い方を確かめよう
2は小さすぎて素数ではない?
1と2だけで割り切れるから2は素数だよ。境界を必ず試そう。
4図形の繰返しは外角を使う
正六角形を描くには、同じ長さを進んで60度向きを変える処理を6回繰り返します。一周の方向変化360度÷6=60度が外角で、内角120度とは違います。
カウンタを0で始め「6未満の間、描いて1増やす」なら0~5の6回。1で始めて6未満なら1~5の5回で不足します。回数と曲がる角度を別々に検算します。
0,1,2,3,4,5で6回
毎回同じ長さ
360÷6=60度
数値は学習用の例。
5二つの呼出しを個別に計算する
買い物で付けるポイントを返す関数「ポイント(金額, 会員)」を例に、入れ子の条件を追います。会員なら、金額が2000円以上のとき200、それ未満のとき100を返します。会員でなければ、金額が2000円以上のとき100、それ未満のとき50を返すという架空のルールです。
ポイント(2500, 真)では、外側で会員の枝、内側で2000円以上の枝へ進み、200を返します。ポイント(1500, 偽)では、会員でない枝の中で2000円未満を選び、50を返します。二つの戻り値の合計は200+50=250です。
呼出しごとに引数を当てはめ、外側の条件から順に選びます。先に二つの金額を合算して一回だけ呼び出すと、別の処理になります。「以上」は境目も含むので、金額がちょうど2000円なら、会員かどうかを決めた後で2000円以上の枝へ進みます。
復習
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問題で確かめる
実際の問題に挑戦しよう
IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)公開過去問2問、過去問を参考にした独自問題1問、入門の確認問題1問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。
ヒントを見る
まずf(3)とf(5)を別々に計算してから、二つの結果を足しましょう。
オリジナル入門問題 · シラバス 6.5
公開問題・原図の著作権はIPAにあります。表記・表の配置を整えています。解説は当サイト独自のものです。
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出典・参考資料を確認する
学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目37。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。
学習範囲と参考資料
シラバスは学習範囲の根拠です。説明・図の数値・身近な事例は学習用に作成しています。2026年9月14日確認。