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13-06 · 応用数学5節・復習・4問

数値の意味をそろえる

このパートで確かめること
  • 尺度に応じて差や比を意味のある形で使える。
  • 直前の量に掛ける割合と、長さ・面積の倍率を区別できる。
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このページの目次 5節・復習と4問
  1. 1説明を読む
  2. 2復習する
  3. 3問題を解く
  4. 4次へ進む

1数値にしても使える演算は違う

名義尺度は血液型のような分類で、番号の大小に意味はありません。順序尺度は満足度や学年の順序で、順位の間隔や比を一般には保証しません。

間隔尺度は時刻や摂氏温度のように差を扱えますが、0が量の不存在ではなく、20度が10度の2倍の熱さとはいえません。比例尺度は睡眠時間や重さのように意味のある0をもち、4時間は2時間の2倍といえます。

尺度で変わる意味
尺度使える読み方
名義血液型同じ・違う
順序学年前後の順序
間隔時刻2時間の差
比例睡眠時間長さが2倍

上から順に確認しよう。

ハルとビットで、使い方を確かめよう

ハル

血液型を番号にしたら平均できる?

ビット

番号は種類の目印だから、平均しても血液型の意味にならないよ。

2集計・整列・順位づけ

集計では合計や平均を求めます。データの並べ替えは昇順や降順に順序を変える操作で、ランキングは順位を付けることです。同点を同順位にするかなどの規則も決めます。

比較では人数、期間、単位をそろえます。売上合計が増えても営業時間が倍なら、1時間当たりでは下がるかもしれません。測定誤差や丸め誤差を含む値を、必要以上の桁数で確実な値のように示さないようにします。

10,30,20を処理
集計

和60・平均20

昇順

10,20,30

大きい順の順位

30が1位、20が2位

数値は学習用の例。

3減る割合を繰り返し掛ける

誤り率70%を現在の値から5%ずつ減らすなら、残る割合は95%=0.95です。 1. 初回:70%×0.95=66.5%。正解率は100−66.5=33.5%。 2. 2回後:66.5%×0.95=63.175%。

正解率36.825%。 3. 正解率35%超が条件なら初回は不足、2回で初めて超えます。

5パーセントポイント減なら70%→65%です。相対的に5%減とは別の計算で、単純に5を引き続けません。

誤り率を毎回5%減らす
回数誤り率正解率
070%30%
166.5%33.5%
263.175%36.825%

上から順に確認しよう。

4長さと面積の比を分ける

相似な図形で長さが2倍になると、面積は2×2=4倍です。A判用紙は長辺を半分にしても縦横比が同じになります。

短辺を1、長辺をxとします。半分にすると辺は1とx/2。向きを変えた長辺÷短辺は1÷(x/2)=2/x。元の比xと等しいのでx²=2、x=√2≒1.41です。面積比2を長さの比と取り違えません。1.5や√3はこの等式を満たしません。

A判の辺の比
元の長方形

長辺x / 短辺1

半分の長方形

長辺1 / 短辺x÷2

同じ比

x=2÷x → x²=2

数値は学習用の例。

ハルとビットで、使い方を確かめよう

ハル

5%減は5を引けばいい?

ビット

元の量の5%を引くんだよ。パーセントポイントとの違いを見よう。

5比較条件と誤差をそろえる

数値の比較では、何を同じ条件にするかを先に決めます。例えば処理した申請が改善前100件、改善後150件でも、作業時間が5時間から10時間へ増えていれば、1時間当たりは20件から15件へ低下しています。合計件数の増加と、生産性の改善は同じ意味ではありません。

処理前後で同じ指標・対象範囲・単位を用いて比べます。

誤差には、測定機器や測り方による測定誤差と、数値を有限の桁へ丸めることで生じる丸め誤差などがあります。例えば1/3を先に0.33へ丸めてから3倍すると0.99ですが、式全体を計算してから丸めれば1.00です。途中で必要以上に丸めず、最後に目的に合う桁数へそろえます。

測定が小数第一位までなら、記録した2.3を2.3000と書いても測定精度が上がるわけではありません。小さな差を評価するときは、その差が測定のばらつきや丸めだけで生じていないかも確かめ、誤差を含む値を確定値のように扱わないことが大切です。

2

復習

このレッスンを振り返ろう

番号の大小や比は、どんな数値でも同じように使えるか。

答え方と、確認するポイント

使えない。分類・順序・間隔・比例の尺度を確かめる。比較は対象・時間・単位をそろえ、測定や丸めの精度も考える。

毎回20%減るとき何を掛けるか。長さ3倍の相似図形の面積は何倍か。

答え方と、確認するポイント

直前の量に0.8を掛ける。面積は3×3=9倍。割合の差とパーセントポイント、長さと面積の比を混同しない。

3

問題で確かめる

実際の問題に挑戦しよう

IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)公開過去問1問、過去問を参考にした独自問題1問、入門の確認問題2問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。

IPA ITパスポート試験 2025年度 公開問題 問631 / 4問
データの尺度を名義尺度,順序尺度,間隔尺度,比例尺度の四つに分類したとき,間隔尺度に該当するものはどれか。
ヒントを見る

差が分かることと,2倍・半分と比較できることを分ける。

IPA ITパスポート試験 2025年度 公開問題 問63 · 公式分野:テクノロジ系

IPAの問題原本 ↗

出典:IPA。表記・表の配置を整えています。解説は当サイトが作成したものです。

公開問題・原図の著作権はIPAにあります。表記・表の配置を整えています。解説は当サイト独自のものです。

4問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。

自作解説 · 2026.09.15 確認
出典・参考資料を確認する

学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目34。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。

学習範囲と参考資料

シラバスは学習範囲の根拠です。説明は参考資料を基に当サイトが作成しています。身近な事例・会話・図の数値は学習用の架空例です。2026年9月10日確認。

3問 / 操作体験

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