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3-13 · 経営管理システム3節・復習・4問

会社の情報と、届けるまでの仕事をつなぐ

ERP・CRM・SCMと、価値を生む仕事のつながりを区別しよう。

このパートで確かめること
  • 全社の基幹業務を統合するERPを選べる。
  • 顧客関係のCRMと、商談を支えるSFAの目的を区別できる。
  • 販売時点の記録・分析・定型操作の自動化を区別できる。
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説明 1 / 3
このページの目次 3節・復習と4問
  1. 1説明を読む
  2. 2復習する
  3. 3問題を解く
  4. 4次へ進む

1ERP:会社全体で情報をつなぐ

カフェで売上、在庫、仕入れ代金、人件費の記録がばらばらだと、同じ数値を何度も入力したり、どれが最新か分からなくなったりします。ERP(Enterprise Resource Planning:企業資源計画)は、人・物・資金などを会社全体の視点で有効に活用する考え方です。

その実現を支えるERPパッケージは、会計、販売、在庫、人事などの基幹業務を統合して扱うソフトウェアです。

  • 基幹業務:事業を続けるための中心となる仕事。
  • パッケージ:共通して必要な機能をまとめて用意したソフトウェア製品。

例えば販売の記録を在庫や会計と結び付け、同じ情報を部門間で使えるようにします。導入すれば自動的に正しい情報になるわけではなく、入力や更新のルールも必要です。

ERPで会社の中心業務を結ぶ
販売

何がいくつ売れたか

在庫・仕入れ

何が残り、何を補うか

会計・人事

代金・費用・働く人の情報

共通の情報を関連付け、会社全体の判断に役立てる。

例えば、販売の記録をほかの仕事でも使う
お店でコーヒー豆を1袋販売
販売の記録を共有
在庫管理

同じ販売記録を使い、商品在庫を1袋減らす。

会計

同じ販売記録を使い、売上に反映する。

学習用の例です。実際の連携には、設定や入力・更新のルールが必要です。

ハルとビットで、使い方を確かめよう

ハル

売れた数を、在庫の表と会計の表に何度も書いていたんだ。

ビット

ERPは、そうした中心業務の情報をつなぐのに役立つよ。入力のルールも一緒に整えよう。

2CRM:お客さんとの関係を育てる

「前回の相談内容をもう一度説明してください」と毎回言われると困りますね。顧客とは、商品やサービスを買ったり利用したりする相手です。CRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)は、購入履歴や問い合わせの内容を生かし、顧客との良い関係を築き、維持していく考え方です。

  • 相談内容を共有し、担当者が変わっても続きから対応する。
  • 過去の利用状況に合う案内や支援を考える。

カフェなら、本人が希望した連絡方法で、お気に入り商品の再販売を知らせる例が考えられます。顧客情報をためるだけでは目的を達成できません。また、個人情報は目的や利用条件を確かめ、必要な範囲で安全に扱います。

SFA(Sales Force Automation:営業支援)は、商談の進み具合や交渉履歴を共有し、営業活動を支援する仕組みです。商談は、商品やサービスの購入条件などについて話し合うこと。CRMの実現を支える機能として連携することもあります。

CRM:記録を対応に生かす
  1. 1
    顧客の情報

    利用・相談の履歴

  2. 2
    共有と理解

    前回までの内容を確認

  3. 3
    次の対応

    相手に合う案内や支援

情報を集めるだけでなく、関係の維持・改善に使う。

ハルとビットで、使い方を確かめよう

ハル

相談したことを覚えてくれていると、また頼みやすいね。

ビット

それがCRMで大切にする関係づくりの一例だね。情報は決めた目的に沿って扱おう。

3販売の記録・分析・自動化は、役割が違う

カフェで会計をすると、「何が、いつ、いくつ、いくらで売れたか」という記録を残せます。POS(Point of Sale:販売時点情報管理)は、販売した時点の情報を記録・集計し、商品管理や販売分析などに役立てる仕組みです。

現金を受け取る箱だけを指すわけではありません。

BI(Business Intelligence:ビジネスインテリジェンス)は、蓄積したデータを集計・分析し、経営や業務の判断に生かす考え方や仕組みです。曜日別の売上を比較して仕入量を検討する、といった使い方があります。

データを集めることと、そこから何を判断するかは別の段階です。

RPA(Robotic Process Automation:ロボティックプロセスオートメーション)は、コンピュータ上の定型的な操作などをソフトウェアで自動化する仕組みです。例えば、決まった形式の売上ファイルを開き、必要な項目を別のシステムへ入力する処理を支援します。

見込み顧客への情報提供を支えるMA(Marketing Automation:マーケティングオートメーション)とは、主に支える仕事が異なります。

一つのシステムが複数の機能を持つこともあります。商品名や「自動化」の一語だけで決めず、記録、分析、操作の自動化、営業支援、顧客関係管理のどれを説明しているかを読みましょう。

販売の記録・分析・自動化は、役割が違う
見分ける対象意味・使う場面
POS売れた時点の商品・数量・金額などを記録
BI蓄積データを分析し判断に生かす
RPA決まったコンピュータ操作などを自動化
MA見込み顧客への働きかけなどを支援
SFA商談や営業活動の情報を共有・管理
CRM顧客との関係を育てる

機能は組み合わせられる。ここでは各用語の主な目的を区別する。

参考:IPA:2024年度の公開問題 ↗

参考:IPA:2026年度の公開問題 ↗

参考:GS1:標準の仕組み ↗

ハルとビットで、使い方を確かめよう

ハル

売上を自動で集める仕組みは、全部同じ名前?

ビット

売れた時点の記録か、分析か、入力作業の自動化かで役割が違うよ。何を助けているかを見よう。

2

復習

このパートを振り返ろう

会計と在庫で同じ値を共有するには、導入以外に何が必要ですか。

答え方と、確認するポイント

ERPは業務と情報を統合しますが、入力項目や更新のルールをそろえる必要があります。統合だけでデータが正しくなるわけではありません。

相談履歴を生かすことと、商談の進行を管理することは何を支えますか。

答え方と、確認するポイント

前者はCRMによる顧客との関係、後者はSFAによる営業活動です。連携や機能の重なりもあり、記述された目的を読みます。

売上ファイルの転記を自動化しただけで、仕入量の分析も済みますか。

答え方と、確認するポイント

転記するRPAと、データを分析して判断するBIは役割が異なります。販売時点の記録を残すPOSも、情報を活用する流れの一部です。

3

問題で確かめる

学んだことを問題で確かめよう

入門の確認問題4問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。

オリジナル問題1 / 4問
会社の会計、販売、在庫、人事などの基幹業務と情報を統合し、会社全体の資源管理を支えるものはどれか。
ヒントを見る

会社全体の会計・販売・在庫などをつなぐ目的だよ。

オリジナル入門問題 · シラバス 6.5

4問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。

自作解説 · 2026.09.15 確認
出典・参考資料を確認する

学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目12。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。

学習範囲と参考資料

シラバスは学習範囲の根拠です。説明は各参考資料を基に当サイトが初学者向けに作成しています。2026年9月8日確認。学習用の例・会話・図解は当サイトの作成です。図の数値やお店の事例は架空で、実際の企業の実績を示すものではありません。

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