誰に、どんな良さを届けよう?
調べることから、商品・価格・届け方・伝え方を考えよう。
- 市場を分ける段階と、重点対象を選ぶ段階を区別できる。
- 売り手の4Pと、流通という役割を区別できる。
- 顧客の時間や手間を含めて提供を見直せる。
点線のことばを押すと、意味と使い方を調べられます。
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このページの目次 3節・復習と4問
- 1説明を読む
- 2復習する
- 3問題を解く
- 4次へ進む
1STPで、相手と選ばれる理由を絞る
STP(市場の細分化・狙う市場の選定・位置付け)(Segmentation:市場の細分化、Targeting:狙う市場の選定、Positioning:位置付け)は、誰にどんな価値を届けるかを整理する流れです。
例えば、短時間で持ち帰る人と、店内でゆっくり話す人では、求めるものが違います。「通勤前に温かい朝食をすぐ受け取れる店」という位置付けは、単に地図上の場所を決める話ではありません。
- 1S:分ける
短時間利用/長時間利用
- 2T:選ぶ
通勤前の短時間利用
- 3P:位置付ける
温かい朝食を待たずに受取
図は考える順序を示す。実際には調べ直して行き来する。
ハルとビットで、使い方を確かめよう
みんなに来てほしいから、相手は決めなくてもいい?
願いは広くても、必要なことは人によって違うね。まず力を入れる相手を決めると、用意するものをそろえやすいよ。
この説明に出てきた略語の正式名称
- STP
- Segmentation / Targeting / Positioning
市場の細分化・狙う市場の選定・位置付け
24Pは、売り手側の四つの決め事
4P(製品・価格・流通・プロモーション)(Product:製品、Price:価格、Place:流通、Promotion:プロモーション)は、提供する内容を四つの面から組み合わせて考える枠組みです。流通は、商品が顧客に届く経路や仕組み。プロモーションは、価値を知ってもらい、選択や購入を後押しする伝達活動です。
朝に急ぐ人向けなら、食べやすいセット、納得できる価格、予約受取の窓口、受取手順が伝わる案内をそろえます。広告では「すぐ受け取れる」と書きながら、現場では毎回長く待たせるなら、組合せがかみ合っていません。ブランド戦略も、名前や色だけでなく、約束した価値を一貫して届けることに関わります。
架空のカフェを使った学習用の例。
この説明に出てきた略語の正式名称
- 4P
- Product / Price / Place / Promotion
製品・価格・流通・プロモーション
34Cで、お客さんの立場から見直す
4C(顧客価値・顧客コスト・利便性・コミュニケーション)(Customer Value:顧客価値、Customer Cost:顧客コスト、Convenience:利便性、Communication:コミュニケーション)は、買う側の視点から4Pを見直す枠組みです。
顧客価値はCustomer Solutionと表す場合もあります。
価格だけでなく買うまでの時間や手間も、顧客の負担です。予約画面が分かりにくい、店への道が分からない、といった点は、商品がおいしくても利用を妨げます。案内を一方的に出すだけでなく、質問や感想を聞くことも大切です。
4Pと4Cはどちらかが正解なのではなく、同じ提供を双方の立場で確かめるために使います。
ハルとビットで、使い方を確かめよう
値段が安ければ、お客さんの負担も小さいかな?
行く時間や入力の手間もあるよ。4Cなら、お客さんが受け取るまでの負担も見直せるね。
この説明に出てきた略語の正式名称
- 4C
- Customer Value / Customer Cost / Convenience / Communication
顧客価値・顧客コスト・利便性・コミュニケーション
4マーケティングは、宣伝する前から始まる
マーケティングは、顧客が求める価値を調べ、商品やサービスを用意し、適切に届け、関係を築く活動です。広告だけを指す言葉ではありません。カフェなら「どんな飲み物を作るか」の前に、「どんな人が、いつ、何に困っているか」を調べます。
市場調査では、アンケート、聞き取り、観察、販売記録、公的統計などを使います。回答してくれた人だけで全員を代表できるとは限らないので、調査対象と期間、質問の仕方を確認します。得られた情報は販売計画、製品計画、仕入計画に生かします。
販売数の見込みと仕入量が合わなければ、品切れや余りが生まれます。
例えば朝食の需要を調べ、短時間で食べられるセットを考えるのが製品計画、翌週に何セットをどこで売るかを考えるのが販売計画、そのために材料をいつ何個買うかを考えるのが仕入計画です。どれも独立した表で終わらせず、売れる見込みと用意できる数が合うように調整します。
- 1市場調査
誰がいつ必要としている?
- 2商品と販売
何をどれだけ届ける?
- 3仕入れ
材料をいつどれだけ用意する?
図は考える順序を示す。実際には調べ直して行き来する。
復習
このパートを振り返ろう
問題で確かめる
実際の問題に挑戦しよう
IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)公開過去問1問、入門の確認問題3問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。
ヒントを見る
集まりを作った後、どこに力を入れるかを決めているね。
オリジナル入門問題 · シラバス 6.5
公開問題・原図の著作権はIPAにあります。表記・表の配置を整えています。解説は当サイト独自のものです。
4問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。
出典・参考資料を確認する
学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目10。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。
学習範囲と参考資料
シラバスは学習範囲の根拠です。説明は各参考資料を基に当サイトが初学者向けに作成しています。2026年9月8日確認。学習用の例・会話・図解は当サイトの作成です。図の数値やお店の事例は架空で、実際の企業の実績を示すものではありません。