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3-11 · ビジネス戦略と目標・評価3節・復習・3問

「頑張る」を、確かめられる目標にする

目指す結果・途中の変化・成功の鍵を分けて考えよう。

このパートで確かめること
  • 設定された目的からKGIとKPIの役割を区別できる。
  • 成功の鍵という要因と、指標や目標値を区別できる。
  • 同期間の延べ来店件数と平均購入額から売上高を求められる。
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説明 1 / 3
このページの目次 3節・復習と3問
  1. 1説明を読む
  2. 2復習する
  3. 3問題を解く
  4. 4次へ進む

1まず、何を測るかと、いくつを目指すかを分ける

「カフェをもっと良い店にする」だけでは、良くなったかを確かめにくいですね。判断の物差しになる項目を指標、その指標で目指す数値を目標値といいます。例えば、指標は「月の売上高」、目標値は「来月60万円」です。ここからのカフェの数値は、学習用の架空例です。

  • KGI(Key Goal Indicator:重要目標達成指標)は、目指す最終的な結果を確かめる指標です。
  • KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)は、その結果につながる重要な取組や過程の状況を確かめる指標です。

何を最終目標にするかで役割は変わります。売上高も、ある店のKGI、会社全体の別の目標を支えるKPIになる場合があります。

指標と目標値、結果と途中を分けよう
区別カフェの例
指標月の売上高
目標値来月60万円
KGIの例結果を測る月の売上高
KPIの例結果を支える再来店の割合

指標名だけでKGIKPIを決めず、何の目標に対する役割かを読む。

2成功の鍵を考えて、途中の指標を選ぶ

カフェは「来月の売上高60万円」を目指し、来店を繰り返してもらうことを重視するとします。目標達成のために特に重要と考える要因を、CSF(Critical Success Factors:重要成功要因)といいます。

この例なら「また利用したくなる接客や商品づくり」が候補です。

  • 結果の指標:月の売上高
  • 成功の鍵:再び来店したいと感じてもらうこと。
  • 途中の指標:一定期間にもう一度来店した人の割合など。

CSFは成功を保証する魔法の条件ではありません。来店記録や感想を確かめ、選んだKPIが目標につながっているかを見直します。人数や割合を比べるときは、集計する期間・対象・数え方もそろえます。

結果から、成功の鍵と確認方法を考える
  1. 1
  2. 2
    CSF

    再び来店したくなる体験

  3. 3
    KPI

    再来店した人の割合

「鍵となる要因」と「測る指標」は別。取組の効果は記録で確かめる。

ハルとビットで、使い方を確かめよう

ハル

売上をいくらにしたいかと、途中で何を見るかは別なんだね。

ビット

そう。結果だけを月末に見るより、途中の変化も確かめると、取組を直しやすくなるよ。

3KPIツリーで、結果を要素に分ける

KPIツリーは、上位の指標を、それを構成する下位の指標へ枝分かれさせ、関係を見えるようにする図です。カフェで1回の来店を1件と数えるなら、月の売上高=月の延べ来店件数×1来店当たりの平均購入額、と分けられます。

同じ人が3回来れば3件です。

  • 延べ来店件数1,000件×平均購入額600円=売上高60万円。
  • 来店件数が変わらず平均購入額が500円なら、売上高は50万円。

式に分けると、どこを調べるかが具体的になります。ただし、研修の回数を増やせば必ず売上が増える、という関係まで計算式で決められるわけではありません。数式で成り立つ関係と、効果を確かめる必要がある仮説を区別しましょう。

図で整理

目標を、行動につながる指標

1. 結果を要素に分ける

何が変わると結果が変わるかを整理します。

売上を、確かめられる要素へ分ける
月の売上その月の成果を見る指標
購入件数期間内に何件買われたか
平均購入単価1件あたり平均いくらか

期間・集計対象をそろえた売上の分解例です。どの指標をKGI・KPIにするかは、管理する目標や範囲によって変わります。

掛け算の分解例であり、あらゆるKPIツリーが掛け算になるわけではありません。

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ハルとビットで、使い方を確かめよう

ハル

同じ人が何回来たかも、ちゃんと数え方を決めないと計算が変わるね。

ビット

うん。この式は延べ来店件数を使うよ。指標の定義をそろえてから比べよう。

2

復習

このパートを振り返ろう

売上高は、どの組織でも必ずKGIですか。

答え方と、確認するポイント

最終的に何を目指すかによって役割が変わります。指標名を固定して覚えず、最終成果か途中の確認かを読みます。

再来店率の数値と、また来たくなる接客は同じ役割ですか。

答え方と、確認するポイント

率は状況を測る指標、接客は成功の鍵と考える要因です。要因と結果のつながりは、記録や感想で確かめます。

同じ人が3回来店したら、この式の件数はいくつ増えますか。

答え方と、確認するポイント

延べ来店件数なので3件です。同期間の1来店当たり平均購入額を掛け、対象と数え方をそろえます。

3

問題で確かめる

学んだことを問題で確かめよう

入門の確認問題3問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。

オリジナル問題1 / 3問
カフェが月間売上高を最終的な成果の指標にし、再来店した人の割合を途中で確認している。この設定の説明として適切なものはどれか。
ヒントを見る

指標の名前だけでなく、何を確かめる役割かを読もう。

オリジナル入門問題 · シラバス 6.5

3問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。

自作解説 · 2026.09.15 確認
出典・参考資料を確認する

学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目11。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。

学習範囲と参考資料

シラバスは学習範囲の根拠です。説明は各参考資料を基に当サイトが初学者向けに作成しています。2026年9月8日確認。学習用の例・会話・図解は当サイトの作成です。図の数値やお店の事例は架空で、実際の企業の実績を示すものではありません。

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