「頑張る」を、確かめられる目標にする
目指す結果・途中の変化・成功の鍵を分けて考えよう。
- 設定された目的からKGIとKPIの役割を区別できる。
- 成功の鍵という要因と、指標や目標値を区別できる。
- 同期間の延べ来店件数と平均購入額から売上高を求められる。
点線のことばを押すと、意味と使い方を調べられます。
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このページの目次 3節・復習と3問
- 1説明を読む
- 2復習する
- 3問題を解く
- 4次へ進む
1まず、何を測るかと、いくつを目指すかを分ける
「カフェをもっと良い店にする」だけでは、良くなったかを確かめにくいですね。判断の物差しになる項目を指標、その指標で目指す数値を目標値といいます。例えば、指標は「月の売上高」、目標値は「来月60万円」です。ここからのカフェの数値は、学習用の架空例です。
- KGI(Key Goal Indicator:重要目標達成指標)は、目指す最終的な結果を確かめる指標です。
- KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)は、その結果につながる重要な取組や過程の状況を確かめる指標です。
何を最終目標にするかで役割は変わります。売上高も、ある店のKGI、会社全体の別の目標を支えるKPIになる場合があります。
2成功の鍵を考えて、途中の指標を選ぶ
カフェは「来月の売上高60万円」を目指し、来店を繰り返してもらうことを重視するとします。目標達成のために特に重要と考える要因を、CSF(Critical Success Factors:重要成功要因)といいます。
この例なら「また利用したくなる接客や商品づくり」が候補です。
CSFは成功を保証する魔法の条件ではありません。来店記録や感想を確かめ、選んだKPIが目標につながっているかを見直します。人数や割合を比べるときは、集計する期間・対象・数え方もそろえます。
「鍵となる要因」と「測る指標」は別。取組の効果は記録で確かめる。
ハルとビットで、使い方を確かめよう
売上をいくらにしたいかと、途中で何を見るかは別なんだね。
そう。結果だけを月末に見るより、途中の変化も確かめると、取組を直しやすくなるよ。
3KPIツリーで、結果を要素に分ける
KPIツリーは、上位の指標を、それを構成する下位の指標へ枝分かれさせ、関係を見えるようにする図です。カフェで1回の来店を1件と数えるなら、月の売上高=月の延べ来店件数×1来店当たりの平均購入額、と分けられます。
同じ人が3回来れば3件です。
式に分けると、どこを調べるかが具体的になります。ただし、研修の回数を増やせば必ず売上が増える、という関係まで計算式で決められるわけではありません。数式で成り立つ関係と、効果を確かめる必要がある仮説を区別しましょう。
目標を、行動につながる指標へ
ハルとビットで、使い方を確かめよう
同じ人が何回来たかも、ちゃんと数え方を決めないと計算が変わるね。
うん。この式は延べ来店件数を使うよ。指標の定義をそろえてから比べよう。
4GROWで、目標から行動まで考える
目標は決めたけれど何から始めるか分からないとき、問いかけで考えを整理する方法があります。GROW(Goal・Reality・Options・Will:目標・現状・選択肢・実行意思)モデルです。
- Goal:何を実現したい?
- Reality:今はどうなっている?
- Options:どんな方法が考えられる?
- Will:何を、いつ実行する?
カフェなら、提供を早くしたい、今はどこで待っている、配置変更と仕込みの工夫ではどうか、まず明日の昼に配置を変えて確かめよう、と考えます。相手に答えを押しつけず、自分で現状や方法に気づく対話にも使えます。必要に応じて前の問いへ戻って構いません。
- 1目標
提供を早くしたい
- 2現状
受渡し場所で待っている
- 3選択肢
置き方・仕込みを変える
- 4実行意思
明日の昼に一つ試す
考えが変わったら、前の問いに戻って整理してもよい。
ハルとビットで、使い方を確かめよう
方法を一つ言われるより、自分でいくつか考える時間があると選びやすいな。
GROWの選択肢の問いが役立つね。その後、いつ何をするかまで具体的にしよう。
5SMARTで、目標の書き方を点検する
「接客を頑張る」を、行動と振り返りにつながる言葉にする点検方法がSMART(具体的・測定可能・達成可能・関連性・期限)です。ここではSMART(Specific・Measurable・Achievable・Relevant・Time-bound)の5つを使います。
- Specific:具体的か。
- Measurable:測って確かめられるか。
- Achievable:使える時間や人手で達成可能か。
- Relevant:目指す目的と関係があるか。
- Time-bound:期限があるか。
例えば「来月末までに、昼の注文から提供までの平均時間を6分から5分へ短縮する」と定めます。数値と期限を書くほか、人手や原因を調べて実現性も確かめます。英語の展開には複数の流儀があるので、問題文に定義があるときはそれに沿って読みましょう。
注文から提供までの平均時間
人手と原因を確認し、待ち時間を減らす
来月末までに6分→5分
実現性や目的とのつながりも確かめる。
ハルとビットで、使い方を確かめよう
期限と数字があっても、今の人数でできるかは別に確かめるんだね。
そう。SMARTは、目標の書き方をいくつかの方向から点検するために使えるよ。
この説明に出てきた略語の正式名称
- SMART
- Specific, Measurable, Achievable, Relevant, Time-bound
具体的・測定可能・達成可能・関連性・期限
復習
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問題で確かめる
学んだことを問題で確かめよう
入門の確認問題3問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。
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指標の名前だけでなく、何を確かめる役割かを読もう。
オリジナル入門問題 · シラバス 6.5
3問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。
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学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目11。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。
学習範囲と参考資料
シラバスは学習範囲の根拠です。説明は各参考資料を基に当サイトが初学者向けに作成しています。2026年9月8日確認。学習用の例・会話・図解は当サイトの作成です。図の数値やお店の事例は架空で、実際の企業の実績を示すものではありません。