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2-06 · 労働関連・取引関連法規4節・復習・3問

働く人を守るルールを知ろう

お店のシフトや働く条件から、労働に関する法律の役割を学ぼう。

このパートで確かめること
  • 本人の合意でも下回れない労働条件の最低基準を説明できる。
  • 36協定と、労働時間上限・割増賃金の関係を説明できる。
  • 始業・終業時刻を選ぶ制度と、労働時間をみなす制度を区別できる。
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説明 1 / 4
このページの目次 4節・復習と3問
  1. 1説明を読む
  2. 2復習する
  3. 3問題を解く
  4. 4次へ進む

1約束だけでは、決められないことがある

働く人が労働を提供し、働く人を雇う会社など(使用者)が賃金を支払う約束が労働契約です。労働契約法は、その成立や変更などの基本ルールを定めます。一方、労働基準法は、賃金や労働時間などの最低基準を定めています。本人が同意した契約であっても、法律の最低基準を下回る部分はそのまま有効になるわけではありません。

職場独自のルールも、法律との関係を確かめます。

働く条件を、二つの面から見る
労働契約

仕事と賃金などの約束

法律の基準

約束でも下回れない最低基準

同意の有無だけでは、適法か判断できない。

2長く働けるかは、同意だけで決まらない

  • 法定労働時間は原則として1日8時間・週40時間です。
  • 法定時間外労働や法定休日労働を行わせるには、原則として36協定(さぶろくきょうてい)という、働く側と雇う側の協定(労使協定)の締結・届出などが必要です。
  • 36協定があっても、無制限に働かせてよいわけではありません。時間外労働の上限や割増賃金など、別の規定も守ります。

フレックスタイム制裁量労働制にも導入・適用の条件があり、「好きなだけ働かせてよい制度」ではありません。

法定時間を超える仕事を頼む前に
  1. 1
    基準を確認

    労働時間・休日

  2. 2
    必要な手続

    36協定の締結・届出等

  3. 3
    運用も確認

    上限・割増賃金・健康管理

対象制度や例外など、実際の適用条件は別途確認する。

ハルとビットで、使い方を確かめよう

ハル

忙しいから、みんながいいと言えば、ずっと残業を頼めるの?

ビット

同意だけでは決められないよ。労働時間には法律の基準があるんだ。

ハル

残業についての協定を作れば、何時間でもよくなる?

ビット

36協定があっても上限などを守る必要があるよ。働く人の健康を守ることも大切だね。

3安全と健康、安心して働ける環境も守る

労働安全衛生法は、職場の安全と健康の確保などを目的とします。労働施策総合推進法には、職場のパワーハラスメント防止措置に関する規定などがあります。職場で「本人が我慢すればよい」とせず、相談窓口や防止の仕組みを用意します。

賃金については最低賃金法による最低額にも注意します。細かな適用や例外を暗記する前に、どの法律が何を守るかを対応させましょう。

何を守る法律?
法律主な役割
労働契約契約の成立・変更等
労働基準法労働条件の最低基準
労働安全衛生法安全と健康
労働施策総合推進法パワハラ防止措置等

それぞれの役割を区別する。

4出勤時刻を選ぶ制度と、時間をみなす制度

フレックスタイム制は、一定の清算期間の総労働時間を定め、その範囲で働く人が始業・終業時刻を決める制度です。清算期間は労働時間を合計して調整する期間です。例えば、規則と協定の範囲で、月曜日は早く出勤して早く帰り、火曜日は遅く始める使い方が考えられます。

裁量労働制は、対象業務や導入手続等の条件を満たしたとき、実際の時間によらず定めた時間を働いたとみなす制度です。単に出勤時刻を自由にする制度とは違い、健康確保等の対応も必要です。

最低賃金は、雇う側が支払うべき賃金の最低額です。地域別・産業別の最低賃金の適用を確認します。アルバイトだから、または本人が同意したからという理由だけで下回ってよいわけではありません。最低額は改定されるため、実際の金額は勤務先地域の最新の公表を確認します。

出勤時刻を選ぶ制度と、時間をみなす制度
見分ける対象意味・使う場面
フレックスタイム制総労働時間の範囲で始業・終業を働く人が選ぶ
裁量労働制対象業務・手続等の条件で一定の時間を働いたとみなす
最低賃金本人の同意だけでは下回れない最低基準

制度名があっても、無制限な長時間労働が認められるわけではない。

参考:e-Gov:労働基準法 ↗

参考:e-Gov:最低賃金法 ↗

ハルとビットで、使い方を確かめよう

ハル

好きな時刻に来るのと、働いた時間をみなすのは別なんだね。

ビット

そう。何を柔軟にする制度かを比べると整理できるよ。

2

復習

このレッスンを振り返ろう

本人が同意した契約なら、最低基準を下回っても有効ですか。

答え方と、確認するポイント

労働基準法などの最低基準に反する部分が、そのまま有効になるわけではありません。労働契約と法令の関係を確認し、安全や健康にも配慮します。

36協定があれば、残業時間は無制限になりますか。

答え方と、確認するポイント

上限や割増賃金など別の規定も守る必要があります。協定の締結・届出だけで、健康への配慮や時間管理が不要になるわけではありません。

フレックスタイム制と裁量労働制は、何を調整する点が違いますか。

答え方と、確認するポイント

フレックスは一定の総労働時間等の条件で始業・終業時刻を選ぶ制度です。裁量労働制は対象業務や手続等の条件で、定めた時間を働いたとみなします。

3

問題で確かめる

学んだことを問題で確かめよう

入門の確認問題3問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。

オリジナル問題1 / 3問
労働基準法の役割として適切なものはどれか。
ヒントを見る

会社と働く人の約束の土台になる基準。

オリジナル入門問題 · シラバス 6.5

3問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。

自作解説 · 2026.09.15 確認
出典・参考資料を確認する

学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目6。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。

説明の根拠を確認する

2026年9月8日確認。試験の基礎学習のために要点を整理しています。制度の適用条件や改正の詳細は、リンク先の公式資料で確認してください。

3問 / 操作体験

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