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6-03 · 業務プロセス3節・復習・3問

仕事を見直してから自動化する

このパートで確かめること
  • 抜本的に仕事を設計し直すBPRと継続改善のBPMを区別する
  • 実際の業務ログから処理経路や滞留を把握するプロセスマイニングを選ぶ
  • 工程の所要時間を合計し、改善後の時間と短縮幅を計算する
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説明 1 / 3
このページの目次 3節・復習と3問
  1. 1説明を読む
  2. 2復習する
  3. 3問題を解く
  4. 4次へ進む

1BPRとBPM:仕事の変え方の違い

業務プロセスは、成果を生むためにつながった一連の仕事です。ワークフローは、申請・承認・実施のような作業の流れを指し、システムで申請を適切な担当者へ回すこともできます。

BPR(Business Process Reengineering:業務プロセスの抜本的再設計)は、従来の部署や習慣も見直して業務を組み直します。BPM(Business Process Management:業務プロセス管理)は、現状を可視化し、実行結果を測り、継続して改善します。

承認を少し速くする改善と、承認の必要性から問い直す改革では変更範囲が異なります。

仕事の変え方を比べる
用語焦点架空の例
ワークフロー作業の流れ申請を上司へ回す
BPR抜本的な再設計不要な多重承認を廃止
BPM継続的な管理・改善差戻し率を毎月見直す

変更する範囲と、改善を続ける活動を区別する。

カフェで仕事の進め方を見直すハルとビット
仕組みを変える前に、今の仕事の流れを確かめよう。

2問題点は表・グラフと現場の両方から探す

下の表は、架空の申請1件の受付から完了までにかかる時間です。作業の順序は、入力→確認→承認待ち→担当先への移送です。現在は5+10+120+5=140分かかり、うち120分が承認待ちです。合計だけでなく工程別の時間を見ると、どこに滞留しているかが分かります。

案Aは入力を1分短くするので合計139分、案Bは承認待ちを60分にするので合計80分です。この例では案Bの方が全体の時間を大きく短縮できます。ただし、必要な確認を省いてよいという意味ではありません。待ちが生じる理由や承認条件、改善に必要な費用も調べて実施を判断します。

プロセスマイニングは、案件番号・作業名・時刻などのログ(記録)を使い、実際の業務の流れや滞留を分析する手法です。同じ案件の記録をつないで時刻差を求めれば、聞き取りで描いた理想の流れと、実際の待ちや差戻しの多い流れを比べられます。

表やグラフでは、件数や対象期間、時間の単位も確認します。平均だけで判断せず、差戻し率や特に長く待つ案件も調べます。記録されない紙の作業や、不正確な時刻については、現場の確認など別の調査が必要です。

架空例:工程別の時間から改善案を比べる
工程現在(分)案A(分)案B(分)
入力545
確認101010
承認待ち12012060
移送555
合計14013980

同じ1件・同じ作業範囲を比較。案Aは入力を1分短縮、案Bは承認待ちを60分短縮する想定。費用や実現条件は別に確認する。

ハルとビットで、使い方を確かめよう

ハル

待ち時間が長いなら、入力を全部自動化すればいい?

ビット

どこで待っているかを先に調べよう。承認待ちが原因なら手順の改善が効くよ。

3マイニングは何を分析するかで区別する

データマイニングデータから有用な傾向や規則を見つける分析です。テキストマイニングは問合せ文や投稿のような文章を対象にします。プロセスマイニングの対象は業務の実行ログで、処理の流れや待ち時間を把握します。

暗号資産のマイニングは、計算を通じて取引の検証などに参加し報酬を得る仕組みを指す文脈があり、業務の流れの分析とは異なります。「マイニング」という共通部分だけで選ばず、対象と目的を読みます。

マイニングの対象
用語主に扱うもの目的
データマイニングさまざまなデータ有用な傾向・規則を発見
テキストマイニング文章内容や頻出語を分析
プロセスマイニング業務の実行ログ流れ・滞留・例外を分析
暗号資産のマイニング取引検証などに関わる計算計算等への参加と報酬

共通する語尾より、何を対象に何をするかを見る。

ハルとビットで、使い方を確かめよう

ハル

読めない請求書も無理に自動処理するの?

ビット

そこは人へ戻す条件を決めておく。例外まで含めて仕事を設計しよう。

2

復習

このパートを振り返ろう

承認の重複をなくして全体を再設計する活動と、毎月測って改善する活動は?

答え方と、確認するポイント

前者はBPR、後者はBPMである。改革や改善の目的を整理してから、自動化の手段を選ぶ。

案件番号・作業名・時刻の記録から、実際の滞留を探す方法は?

答え方と、確認するポイント

プロセスマイニングである。理想の手順だけでなく実際の流れを調べるが、記録漏れや紙の作業は現場で確かめる。

元の待ち70分を40分にして、他の工程が15分なら合計と短縮幅は?

答え方と、確認するポイント

改善後は15+40=55分。元の85分から30分の短縮である。

3

問題で確かめる

実際の問題に挑戦しよう

IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)公開過去問1問、入門の確認問題2問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。

オリジナル入門問題1 / 3問
注文の承認について二つの取組を行う。アは、複数部門に重複する承認を廃止し、注文から出荷までの仕事を根本から設計し直す。イは、毎月の処理時間を測り、小さな改善を継続する。組合せとして適切なものはどれか。
ヒントを見る

根本から設計し直すか、測りながら改善を続けるかに注目する。

オリジナル入門問題 · シラバス 6.5

公開問題・原図の著作権はIPAにあります。表記・表の配置を整えています。解説は当サイト独自のものです。

3問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。

自作解説 · 2026.09.15 確認
出典・参考資料を確認する

学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目19。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。

学習範囲と参考資料

シラバスは学習範囲の根拠です。説明は参考資料を基に当サイトが作成しています。身近な事例・会話・図の数値は学習用の架空例です。2026年9月10日確認。

3問 / 操作体験

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