効果を測り、使い続けるか見直す
- 同じ期間の導入費・運用費と削減効果を計算して比較する
- 利用率だけでなく満足度・処理時間・費用を組み合わせて評価する
- 導入前後の条件の違いを確認して、効果の原因を判断する
- 継続・修正・置換を比較し、廃棄・刷新に必要な移行と確認を計画する
点線のことばを押すと、意味と使い方を調べられます。
表示・保存
このページの目次 4節・復習と4問
- 1説明を読む
- 2復習する
- 3問題を解く
- 4次へ進む
1費用対効果は同じ期間で比べる
費用対効果分析は、システムにかかる費用と得られる効果を比べることです。導入費だけでなく、利用料、教育、移行、運用、保守などの費用も対象にします。メンテナンスコストは修正・更新・保守などにかかる費用で、導入後にも続きます。
架空例で導入費60万円、年間運用費20万円、年間削減効果50万円なら、3年間の費用は60+20×3=120万円、効果は50×3=150万円、差額は30万円です。これは割引率・税金を考慮しない単純比較で、効果が予定通り出るかも検証します。
2利用率と満足度は違う情報を持つ
利用者満足度調査は、使いやすさ、応答速度、業務への役立ち方などを利用者に尋ねる方法です。利用率が高くても、必須だから使っているだけで不満が大きい場合があります。
処理時間、エラー率、問合せ件数などの実績と組み合わせ、導入前後を同じ業務量・条件で比較します。繁忙期の違いなど他の原因も確認し、数値が改善しただけでシステムの効果と断定しません。
3システムライフサイクルは終わりまで含む
システムライフサイクルは、企画・開発・導入・運用保守・廃棄や刷新までの流れです。使い始めたら完成ではなく、事業や技術の変化に合わせて見直します。
レガシーシステムは、古い技術や複雑な構造などが変化への対応の制約となっているシステムを指す文脈で使われます。単に年数が長いだけで悪いとは限りません。安全性・効率性の低下、保守困難、データ連携の難しさなどから継続利用のリスクを評価します。
- 1企画・開発
目的と必要な機能を決める
- 2導入
移行し、使い方を学ぶ
- 3運用・保守
実績と不満を測る
- 4廃棄・刷新
記録と業務を引き継ぐ
利用実態を評価し、改善や刷新の判断へ戻す。
4廃棄・刷新にも準備と費用が必要
刷新では必要な機能とデータを確認し、移行、動作確認、利用者教育、旧システムの停止を計画します。保存すべき記録を失わず、不要なデータや機器は適切に処理します。
一度に全て置き換える方法だけでなく、段階的な移行も考えられます。残す費用、直す費用、置き換える費用と効果を比較し、経営目標に照らして判断します。
- 1確認する
必要な機能・保存すべき記録
- 2
- 3確かめる
動作確認・利用者教育
- 4停止する
旧環境を適切に廃棄・整理
ハルとビットで、使い方を確かめよう
古いシステムは全部すぐ交換?
年数だけで決めず、安全性や保守、事業への支障を確かめて判断しよう。
復習
このレッスンを振り返ろう
4年分の効果と費用を比べるとき、導入費と年間費用はどう扱う?
答え方と、確認するポイント
一度だけの導入費に4年分の運用費を加え、4年分の削減効果と比較する。
利用率が高ければ満足度も高いといえる?
答え方と、確認するポイント
必須だから使っている可能性もある。利用者の感想と処理時間、エラー、費用などの実績を合わせて調べる。
繁忙期と閑散期の処理時間の差を、そのままシステムの効果といえる?
答え方と、確認するポイント
業務量などが違うため断定できない。対象と条件をそろえて比較し、他の原因も確認する。
古いシステムを見直すとき、何を比べ、何を準備する?
問題で確かめる
学んだことを問題で確かめよう
入門の確認問題4問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。
ヒントを見る
一度だけの導入費と、毎年かかる運用費を分けて足す。
オリジナル入門問題 · シラバス 6.5
4問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。
出典・参考資料を確認する
学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目21。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。
学習範囲と参考資料
シラバスは学習範囲の根拠です。説明は参考資料を基に当サイトが作成しています。身近な事例・会話・図の数値は学習用の架空例です。2026年9月10日確認。