機器を作るときから安全を考える
- セキュリティとプライバシーを設計段階から運用・廃棄へ組み込む
- セキュアブートを起動時の正当性検証として説明する
- 耐タンパ性とTPMを、性質と部品の役割で区別する
点線のことばを押すと、意味と使い方を調べられます。
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このページの目次 2節・復習と3問
- 1説明を読む
- 2復習する
- 3問題を解く
- 4次へ進む
1後付けだけにしない
セキュリティバイデザインは、企画・設計の段階から脅威を考え、安全な機能や運用を組み込む考え方です。プライバシーバイデザインは、個人情報やプライバシーを守る仕組みを最初から設計する考え方です。
例えば見守りカメラなら、必要な映像だけを扱い、誰が閲覧できるか、保存期間、更新方法、廃棄時の消去まで設計します。使いやすさを広く配慮するユニバーサルデザインや、起動時だけの検証とは区別します。
- 1企画
守る情報と脅威を整理
- 2
- 3運用
監視と保守を続ける
ハルとビットで、使い方を確かめよう
完成してから対策を足せばいい?
最初から設計すると、更新や削除まで無理なく組み込めるよ。
2機器の内部と起動を守る
耐タンパ性は、不正な解析・改変をされにくい性質です。部品の保護やソフトウェアの難読化などがあります。暗号化、試行回数制限、更新とも関連しますが、解析・改変への抵抗という目的で区別します。
セキュアブートは起動時にソフトウェアの署名などを確認し、正当なものを実行する仕組みです。再起動そのものを意味しません。TPM(Trusted Platform Module:セキュリティチップ)は鍵などを保護し、機器の信頼性確認を支える部品です。
GPU(Graphics Processing Unit)は画像等の並列計算に使う演算装置、RAID(Redundant Arrays of Independent Disks)は複数のディスクを組み合わせる方式です。
起動時の正当性検証とは異なります。
3つないだ後も機器を管理する
IoT(モノのインターネット)機器は長く設置され、無人で動くものもあります。初期パスワードをそのまま使わず、必要な認証を設定し、不要な機能や接続を止め、更新できる期間と方法を確認します。機器一覧と責任者を決め、サポート終了や廃棄にも備えます。
映像の盗み見は不正侵入による機密性の被害であり、大量通信で停止を狙うDDoSとは異なります。有線だから侵入されない、無線だから必ず侵入されるという区別でもありません。アプリの入力・出力対策と機器管理を両方行います。
- 1導入
初期秘密を変更
- 2運用
更新・権限・不要機能を管理
- 3終了
接続解除と安全な消去
導入:初期秘密を変更/運用:更新・権限・不要機能を管理/終了:接続解除と安全な消去
ハルとビットで、使い方を確かめよう
有線カメラなら初期設定のままでいい?
有線でも認証の弱点は残るよ。初期の秘密を変え、更新しよう。
この説明に出てきた略語の正式名称
- IoT
- Internet of Things
モノのインターネット
4設計の思想と個々の技術
セキュリティバイデザインは企画・設計から安全を考える思想です。セキュアブートは起動時の正当性検証、耐タンパ性は解析・改変されにくさなので、同じ意味ではありません。ソフトの難読化は耐タンパ性を高める手段の一つです。
再起動は動かし直す操作、GPUは画像等の演算装置、RAIDは複数ディスクの構成です。IoTカメラの盗み見は不正侵入の問題であり、DDoSによる妨害とは異なります。有線接続でも初期パスワードのまま使わない対策が必要です。
復習
このパートを振り返ろう
問題で確かめる
学んだことを問題で確かめよう
入門の確認問題3問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。
ヒントを見る
後から一つの機能を足すか、情報と運用の全体を最初に決めるかを見ます。
オリジナル入門問題 · シラバス 6.5
3問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。
出典・参考資料を確認する
学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目63。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。
学習範囲と参考資料
シラバスは学習範囲の根拠です。説明は参考資料を基に当サイトが作成しています。身近な事例・会話・図の数値は学習用の架空例です。2026年9月10日確認。