内容の変化と署名者を確かめる
- 同じ関数と同じ入力のハッシュ値を比較し、復号と区別する
- 署名者の鍵の対を使い、改ざん検知と本文の秘密を区別する
点線のことばを押すと、意味と使い方を調べられます。
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このページの目次 2節・復習と2問
- 1説明を読む
- 2復習する
- 3問題を解く
- 4次へ進む
1内容から短い値を計算する
暗号学的ハッシュ関数は入力データから決まった長さの値を計算します。同じ関数へ同じ入力を与えると同じ値になります。値だけから元データを容易に復元できない一方向性などが重要です。
ハッシュは復号する暗号とは異なります。異なる関数を使えば同じ値になるとは限りません。また異なる入力が同じ値になる衝突は理論上あり得るので、「絶対に一意」とはいいません。値だけを送っても、その値ごと交換されれば送信元は保証できません。
同じ関数+同じ入力:同じ値/値から元へ:容易には復元できない/値だけ:発行元の保証はない
ハルとビットで、使い方を確かめよう
ハッシュをもう一度計算すれば元に戻る?
元へ戻す操作ではないよ。同じ入力かを確かめる値として使うんだ。
2秘密鍵で署名し公開鍵で検証する
デジタル署名は、署名者の秘密鍵(署名鍵)でデータに対応する署名を作り、対応する公開鍵(検証鍵)で確かめます。本文のハッシュなどを利用し、署名後の改ざんや署名者を検証する手掛かりになります。
署名は改ざんを検知するもので、変更操作を物理的に不可能にするわけではありません。本文を暗号化して隠すものでもなく、サーバが停止しない保証でもありません。コード署名はソフトの発行元確認に使い、ファイルの所有者表示やアクセス権とは区別します。
Aと公開鍵の対応を信頼できる方法で確かめた上で検証します。署名は変更の検知や署名者の確認を支えますが、本文を秘密にする暗号化とは別です。
3時刻と埋込み情報の役割
タイムスタンプ(時刻認証)は、ある時点でデータが存在し、その後変更されていないことを確認する証拠に使います。利用者が自分で日付を書き込むだけとは異なります。署名と組み合わせ、長期間の証拠を考えます。
電子透かしは画像や音などへ識別情報を埋め込み、権利者の識別や追跡などに使う技術です。ブロックチェーンは記録のまとまりをハッシュ等でつなぎ、共有・合意の仕組みとともに改ざんを難しくしますが、入力内容が事実かを自動で保証しません。
タイムスタンプ:存在した時刻の証拠/電子透かし:コンテンツに識別情報/ブロックチェーン:記録を連結して共有
ハルとビットで、使い方を確かめよう
署名は書き換えを止める壁?
書き換えがあったことを検知する仕組みだよ。本文の秘密は暗号化で別に守るんだ。
4検知することと禁止すること
署名の検証は本文の改ざんや署名者を確かめる手掛かりになりますが、変更操作自体を禁止する機能ではありません。また本文の秘密やサーバの稼働を保証しません。メールの署名だけで経由した全サーバが正当かを判定するわけでもありません。
ファイルの所有者やアクセス権は管理・利用の設定、コード署名は発行元の検証に関わります。ハッシュ単独は発行元の保証ではありません。同じ関数と同じ入力なら同じ値ですが、別の関数でも全て同じ値になるとは限らず、逆関数で元へ戻すものではありません。
復習
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問題で確かめる
実際の問題に挑戦しよう
IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)公開過去問1問、入門の確認問題1問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。
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同じ関数・同じ入力の再計算と,ハッシュ値から元へ戻すことを分けましょう。
公開問題・原図の著作権はIPAにあります。表記・表の配置を整えています。解説は当サイト独自のものです。
2問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。
出典・参考資料を確認する
学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目63。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。
学習範囲と参考資料
シラバスは学習範囲の根拠です。説明は参考資料を基に当サイトが作成しています。身近な事例・会話・図の数値は学習用の架空例です。2026年9月10日確認。