ゼロから始める資格学習
全23章・シラバス6.5保存した教材
← 第23章「セキュリティ」の目次へ
23-21 · 情報セキュリティ対策・情報セキュリティ実装技術2節・復習・3問

端末と記録を見守る

このパートで確かめること
  • 機密データの持出しと端末の動作を、DLPとEDRへ対応させる
  • SIEMのログ関連分析とMDMの携帯端末管理を区別する
表示・保存
説明 1 / 2
このページの目次 2節・復習と3問
  1. 1説明を読む
  2. 2復習する
  3. 3問題を解く
  4. 4次へ進む

1端末の動作と、守るデータを見る

同じ情報流出の心配でも、「端末が不審な動きをしているか」と「機密データが外へ出ようとしているか」では見る対象が違います。

EDR(端末の動作を検知・分析し事故対応を支援する仕組み)は、パソコンなどの端末の動作を記録・分析し、感染などの検知、隔離や調査を支援します。例えば不審なプログラムの動きを追う場面です。既知の不正ファイルを見つけるマルウェア対策ソフトとも組み合わせます。

DLP(機密情報を識別して漏えいにつながる操作を監視・制御する仕組み)は、機密データを識別し、外部送信やコピーなどを監視制御します。例えば顧客名簿が外へ送られようとしているかを、データの内容に着目して調べます。攻撃の通信だけを見る仕組みではありません。

EDRはEndpoint Detection and Response(端末での検知と対応)、DLPはData Loss Prevention(情報漏えい防止)の略です。端末の動作を追うか、守る情報の持出しを追うか、という違いを手掛かりにします。

端末の異常と情報の持出しを見る
マルウェア対策

不正プログラムを検知

EDR

端末の動作を分析

DLP

機密情報の持出しを制御

マルウェア対策:不正プログラムを検知/EDR端末の動作を分析/DLP:機密情報の持出しを制御

ここがポイント端末の不審な動作はEDR、機密データの外部送信やコピーはDLPの着眼点です。
この説明に出てきた略語の正式名称
EDR
Endpoint Detection and Response
端末の動作を検知・分析し事故対応を支援する仕組み
DLP
Data Loss Prevention
機密情報を識別して漏えいにつながる操作を監視・制御する仕組み

2ばらばらの記録をつなげる

SIEM(Security Information and Event Management:セキュリティ情報・イベント管理)は、複数の機器やサービスログを集め、関係を分析して異常の発見を助けます。例えばログイン失敗と後続の大量ダウンロードを合わせて調べます。

MDM(Mobile Device Management:携帯端末管理)は、業務用スマートフォンなどの設定やアプリを管理し、紛失時のロックデータ消去を支援します。収集する記録と管理権限を決め、利用者へ運用を知らせます。

ばらばらの記録をつなげる
SIEM

複数ログを関連分析

MDM

端末設定を統一

紛失対応

遠隔ロック等を実行

SIEM:複数ログを関連分析/MDM端末設定を統一/紛失対応:遠隔ロック等を実行

ハルとビットで、使い方を確かめよう

ハル

記録は集めれば十分?

ビット

関係を分析して判断につなげることが大切だよ。時刻も合っていると調べやすいね。

2

復習

このパートを振り返ろう

顧客名簿の外部送信と、不審なプログラムの動作履歴は何で追いますか。

答え方と、確認するポイント

前者にはDLP、後者にはEDRが対応します。データの内容と端末の動作という観測対象を分けて使います。

複数サービスの記録を関連付けるものと、業務スマホの設定を管理するものは何ですか。

答え方と、確認するポイント

前者はSIEM、後者はMDMです。収集する記録と使う管理権限、利用者への周知も決めます。

3

問題で確かめる

学んだことを問題で確かめよう

入門の確認問題3問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。

オリジナル入門問題1 / 3問
機密データの外部への持出しを監視・制御するものはどれか。
ヒントを見る

端末の不審な動作と、機密データの外への移動では、直接の監視対象が異なります。

オリジナル入門問題 · シラバス 6.5

3問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。

自作解説 · 2026.09.15 確認
出典・参考資料を確認する

学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目63。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。

学習範囲と参考資料

シラバスは学習範囲の根拠です。説明は参考資料を基に当サイトが作成しています。身近な事例・会話・図の数値は学習用の架空例です。2026年9月10日確認。

3問 / 操作体験

模試の操作を試す

解答から結果の確認までを、3問で体験できます。100問・120分の第1模試も無料で利用できます。