端末と記録を見守る
- 機密データの持出しと端末の動作を、DLPとEDRへ対応させる
- SIEMのログ関連分析とMDMの携帯端末管理を区別する
点線のことばを押すと、意味と使い方を調べられます。
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このページの目次 2節・復習と3問
- 1説明を読む
- 2復習する
- 3問題を解く
- 4次へ進む
1端末の動作と、守るデータを見る
同じ情報流出の心配でも、「端末が不審な動きをしているか」と「機密データが外へ出ようとしているか」では見る対象が違います。
EDR(端末の動作を検知・分析し事故対応を支援する仕組み)は、パソコンなどの端末の動作を記録・分析し、感染などの検知、隔離や調査を支援します。例えば不審なプログラムの動きを追う場面です。既知の不正ファイルを見つけるマルウェア対策ソフトとも組み合わせます。
DLP(機密情報を識別して漏えいにつながる操作を監視・制御する仕組み)は、機密データを識別し、外部送信やコピーなどを監視・制御します。例えば顧客名簿が外へ送られようとしているかを、データの内容に着目して調べます。攻撃の通信だけを見る仕組みではありません。
EDRはEndpoint Detection and Response(端末での検知と対応)、DLPはData Loss Prevention(情報漏えい防止)の略です。端末の動作を追うか、守る情報の持出しを追うか、という違いを手掛かりにします。
この説明に出てきた略語の正式名称
- EDR
- Endpoint Detection and Response
端末の動作を検知・分析し事故対応を支援する仕組み - DLP
- Data Loss Prevention
機密情報を識別して漏えいにつながる操作を監視・制御する仕組み
2ばらばらの記録をつなげる
SIEM(Security Information and Event Management:セキュリティ情報・イベント管理)は、複数の機器やサービスのログを集め、関係を分析して異常の発見を助けます。例えばログイン失敗と後続の大量ダウンロードを合わせて調べます。
MDM(Mobile Device Management:携帯端末管理)は、業務用スマートフォンなどの設定やアプリを管理し、紛失時のロックやデータ消去を支援します。収集する記録と管理権限を決め、利用者へ運用を知らせます。
ハルとビットで、使い方を確かめよう
記録は集めれば十分?
関係を分析して判断につなげることが大切だよ。時刻も合っていると調べやすいね。
3場所だけで信用しない
ゼロトラストは、社内ネットワークだから安全と一律に信頼せず、利用者、端末状態、アクセス先などを確認して必要な権限を与える考え方です。社外・社内のどちらでも適切に認証・認可します。
多要素認証は構成要素の一つですが、それだけでゼロトラストの全てが完成するわけではありません。境界のファイアウォールも役立ちますが、内部に入った後を無条件に信頼する運用に依存しません。
この過去問では内部・外部を問わず確認する選択肢を選びます。二要素認証の導入だけでゼロトラストの設計・運用が完成したと理解してはいけません。
ハルとビットで、使い方を確かめよう
社内からなら確認を省ける?
内部でも乗っ取られることがあるよ。場所だけで信用しない考え方なんだ。
4社内からのアクセスも条件を確かめる
社内ネットワークにつながった端末から、顧客情報へアクセスする場面を考えます。場所だけで信頼しないためには、「社内だから許可」で終わらせず、利用者・端末の状態・アクセス先を確認します。
二要素認証だけ、パッチ適用だけを行えば、ゼロトラストの設計・運用が全て完成するわけではありません。内部端末の一部だけを保護して、ほかを無条件で信頼する運用にも注意します。社内・社外のどちらでも、対象に合う確認と管理を組み合わせることが要点です。
復習
このパートを振り返ろう
問題で確かめる
学んだことを問題で確かめよう
入門の確認問題3問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。
ヒントを見る
端末の不審な動作と、機密データの外への移動では、直接の監視対象が異なります。
オリジナル入門問題 · シラバス 6.5
3問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。
出典・参考資料を確認する
学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目63。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。
学習範囲と参考資料
シラバスは学習範囲の根拠です。説明は参考資料を基に当サイトが作成しています。身近な事例・会話・図の数値は学習用の架空例です。2026年9月10日確認。