相手の機器と使うサービスを指定する
- IPの配送とTCPの確認・再送を区別する
- UDP自身の機能と上位の補助を区別する
- IPアドレスとポート番号の役割を分ける
点線のことばを押すと、意味と使い方を調べられます。
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このページの目次 3節・復習と3問
- 1説明を読む
- 2復習する
- 3問題を解く
- 4次へ進む
1宛先へ運ぶ仕事と、届き方を確かめる仕事
ネットワークでは、データをパケットというまとまりにして送ります。パケットには、分割されたデータと、宛先などの制御情報が入ります。
IP(ネットワークを越えて宛先へデータを届けるための通信の約束)は、宛先のIPアドレスを使い、ネットワークを越えてパケットを配送するための規則です。IPだけで到着や順序まで保証するわけではありません。
TCP(到着確認や再送を行う信頼性の高い転送規約)は、届いたことの確認や、届かなかったデータの再送などを行い、順序を保った信頼性の高い転送を提供します。例えば一つの文書のデータを送るとき、途中の欠けを確認し、順序をそろえて扱うために役立ちます。
IPとTCPは二者択一ではなく、配送と転送の確認を分担します。ただし通信が断たれればTCPでも成功できないため、「何が起きても必ず届く」という意味ではありません。IPはInternet Protocol、TCPはTransmission Control Protocolの略です。
この説明に出てきた略語の正式名称
- IP
- Internet Protocol
ネットワークを越えて宛先へデータを届けるための通信の約束 - TCP
- Transmission Control Protocol
到着確認や再送を行う信頼性の高い転送規約 - IP
- Information Technology Passport Examination
ITパスポート試験
2再送より遅れを抑える選択もある
UDP(User Datagram Protocol:利用者データグラムプロトコル)は、TCPのような接続管理や到着確認・再送を自身では行わない軽い転送方式。音声や映像、センサー通知など、アプリの目的に応じて使われる。
失われた古い測定値を待つより、新しい値を受け取りたい場面もある。ただしUDPが必ず速い、品質が必ず悪い、という意味ではない。必要な信頼性や暗号化を上位の仕組みで付けることもある。IoT(モノのインターネット)でも通信量・電池・応答の条件を考えて方式を選ぶ。
ハルとビットで、使い方を確かめよう
確認しない方式も使うんだね。
遅れや電池などの条件があるから、上位の処理も含めて選ぶよ。
この説明に出てきた略語の正式名称
- IoT
- Internet of Things
モノのインターネット
3同じ機器の中で、通信の渡し先を選ぶ
IPアドレスは、通信先の機器を識別するための番号です。一方、ポート番号は、その機器内のサービスやアプリケーションを区別する番号です。
一台のサーバでWebとメールを提供している場合、同じ機器へ届いた後も、どちらの処理へ渡すかを区別する必要があります。そこでIPアドレスに加え、ポート番号などを使います。ここでのポートは、ケーブルを差す物理的な差込口ではありません。
ホスト名は機器などに付ける名前、ドメイン名は階層的に管理する名前です。これらも、機器内の渡し先を表すポート番号とは別の役割です。
ポート番号だけで相手の機器まで特定できるわけではありません。IPアドレス、TCPやUDPなどのプロトコル、ポート番号を組み合わせて通信を識別します。
復習
このレッスンを振り返ろう
IPとTCPは、どちらか一方だけを選ぶものですか。
UDPが再送をしないなら、UDPを使うサービスは再送を実現できませんか。
一台でWebとメールを扱うとき、IPアドレスに加えて何を使い分けますか。
問題で確かめる
学んだことを問題で確かめよう
入門の確認問題3問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。
ヒントを見る
宛先へ運ぶことと、欠けや順序を扱うことを分けましょう。
オリジナル入門問題 · シラバス 6.5
3問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。
出典・参考資料を確認する
学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目59。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。
学習範囲と参考資料
シラバスは学習範囲の根拠です。説明は参考資料を基に当サイトが作成しています。身近な事例・会話・図の数値は学習用の架空例です。2026年9月10日確認。