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22-04 · 通信プロトコル3節・復習・3問

通信の仕事を層に分ける

このパートで確かめること
  • 通信プロトコルを共通の形式・手順として説明する
  • OSIの層を機器の台数ではなく仕事の分担として読む
  • TCP/IPの四層と主なプロトコルを対応させる
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説明 1 / 3
このページの目次 3節・復習と3問
  1. 1説明を読む
  2. 2復習する
  3. 3問題を解く
  4. 4次へ進む

1違う機器が同じ約束で話す

通信プロトコルは、データの形式、送り方、応答などについての共通の規則。違うメーカーの機器でも、対応する約束に従えば通信できる。ケーブルがつながっているだけでは、データの意味や手順までは一致しない。

ネットワークアーキテクチャは、通信機能の構造や役割分担を体系化したもの。機能を階層化すると、ある層の内部を変えても、層間の約束を保つことで他の層への影響を小さくしやすい。

約束が必要な箇所
項目意味・例
形式どこに宛先を書くか
手順要求にどう応答するか
層の接点上の層へ何を提供するか

例は学習用です。

2七つの仕事に分けて通信を考える

OSI基本参照モデルは、通信に必要な仕事を七つの層に分けたモデルです。ISO(国際標準化機構)(国際標準化機構)が定めています。層は、機器の台数ではなく仕事の分担を表します。

下側から読むと、信号を送る仕事から、利用目的に合う通信サービスへ進みます。

  1. 物理層ケーブルや電波などで信号を扱う。
  2. データリンク層:隣接する区間でデータを転送する。
  3. ネットワーク層:別のネットワークへ届ける経路を扱う。
  4. トランスポート層:端から端までのデータ転送を扱う。
  5. セション層:やり取りの開始・維持などを管理する。
  6. プレゼンテーション層データの表現を変換するなどの仕事を担う。
  7. アプリケーション層:Webやメールなど、利用目的に沿った通信サービスを扱う。

「無線にはつながるのにページが開かない」場合も、接続だけで全ての仕事が成功したとはいえません。どの役割まで確かめられたかを分けて考えます。七層だから七台の機器が必要、という意味ではありません。

OSIはOpen Systems Interconnection、ISOはInternational Organization for Standardizationの略です。次の四層モデルとの対応は完全な一対一ではないため、図で役割を比べます。

OSIの七層(下から)
項目意味・例
1〜3物理→データリンク→ネットワーク
4トランスポート
5〜7セション→プレゼンテーション→アプリケーション

例は学習用です。

ハルとビットで、使い方を確かめよう

ハル

層の数だけ機械があるの?

ビット

一台の機器の中でも複数の層の処理を行うよ。

ここがポイント信号の接続ができても、経路やアプリの通信まで成功したとは限りません。
この説明に出てきた略語の正式名称
ISO
International Organization for Standardization
国際標準化機構

3インターネットの四層モデル

TCP(到着確認や再送を行う信頼性の高い転送規約)/IP(ネットワークを越えて宛先へデータを届けるための通信の約束)はTransmission Control Protocol/Internet Protocolに由来し、インターネットで使う通信規則の体系も指す。四層モデルは、下からネットワークインタフェース層インターネット層トランスポート層アプリケーション層

ネットワークインタフェース層は直結する区間、インターネット層IPによるネットワーク間の配送、トランスポート層TCPUDP(自身では到着確認や再送を行わない転送規約)による転送、アプリケーション層はWeb・メールなどの通信を扱う。OSIと完全に一対一ではなく、上位三層がおおむねアプリケーション層にまとめられる。

四層の担当
項目意味・例
アプリケーションWeb・メールなど
トランスポートTCPUDP
下位の二層IP(ITパスポート試験)で経路/接続区間で信号を転送

例は学習用です。

ハルとビットで、使い方を確かめよう

ハル

メールの約束だけで通信できる?

ビット

下の層の宛先や転送の仕組みも支えているよ。

この説明に出てきた略語の正式名称
TCP
Transmission Control Protocol
到着確認や再送を行う信頼性の高い転送規約
IP
Internet Protocol
ネットワークを越えて宛先へデータを届けるための通信の約束
UDP
User Datagram Protocol
自身では到着確認や再送を行わない転送規約
IP
Information Technology Passport Examination
ITパスポート試験
2

復習

このレッスンを振り返ろう

ケーブルがつながるだけで、異なる機器が正しくやり取りできますか。

答え方と、確認するポイント

形式や送信・応答の手順などの共通規則に従う必要があります。その規則が通信プロトコルです。

物理層とネットワーク層は何を担当しますか。

答え方と、確認するポイント

物理層は信号、ネットワーク層ネットワークを越える経路や配送を扱います。七層だから七台必要という意味ではありません。

IPとTCP・UDPは四層モデルのどこに対応しますか。

答え方と、確認するポイント

IPインターネット層TCPUDPトランスポート層です。OSIとの対応は役割で比べ、完全な一対一とは考えません。

3

問題で確かめる

学んだことを問題で確かめよう

入門の確認問題3問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。

オリジナル入門問題1 / 3問
異なる機器が通信するために従う、データ形式や送信・応答の手順の共通規則は?
ヒントを見る

形式や応答の手順をそろえる『約束』を問うています。

オリジナル入門問題 · シラバス 6.5

3問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。

自作解説 · 2026.09.15 確認
出典・参考資料を確認する

学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目59。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。

学習範囲と参考資料

シラバスは学習範囲の根拠です。説明は参考資料を基に当サイトが作成しています。身近な事例・会話・図の数値は学習用の架空例です。2026年9月10日確認。

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