ゼロから始める資格学習
全23章・シラバス6.5保存した教材
← 第17章「ソフトウェア」の目次へ
17-02 · オペレーティングシステム3節・復習・3問

メモリと環境の違いを知る

このパートで確かめること
  • 論理空間と物理的な主記憶を区別できる。
  • ページ入替えが増えた場合の性能への影響を説明できる。
  • OSやアプリが違う相手への文書の受渡しを確認できる。
表示・保存
説明 1 / 3
このページの目次 3節・復習と3問
  1. 1説明を読む
  2. 2復習する
  3. 3問題を解く
  4. 4次へ進む

1プログラムから見える場所と実物の場所

主記憶は実行中のデータを置く高速な作業場所、補助記憶ファイルなどを長く保存する場所です。データの場所を示す番号をアドレスといいます。

仮想記憶では、プログラムから見えるアドレスと、主記憶上の実物の配置を分けて管理します。前者が論理的なアドレス空間、後者が物理的な配置です。プログラムが指定した論理的な場所を、仕組みが実際の場所へ対応付けます。

さらに、必要な部分を主記憶へ置き、使っていない部分を補助記憶へ退避する仕組みを組み合わせられます。作業場所に今必要な資料を出し、それ以外を別の保存場所へ置くように、主記憶を使います。

これにより、プログラムは物理主記憶の容量や配置の制約を意識しにくくなります。ただし実物の主記憶や補助記憶を無限に増やす機能ではありません。論理的な場所の管理と、実物の保存容量を分けて考えましょう。

住所を変換し、必要なページを読む
プログラムが指定する論理アドレスアドレス変換主記憶物理アドレス退避読込み補助記憶退避したページ

プログラムから見える住所を、実際の主記憶の住所へ対応付けます。必要なページが主記憶にない場合に補助記憶から読み込みます。補助記憶が主記憶と同じ速度になる仕組みではありません。

ハルとビットで、使い方を確かめよう

ハル

仮想記憶メモリを増設すること?

ビット

見せる空間と実物の配置を分ける仕組みで、実物は増えないよ。

ここがポイントプログラムから見える場所を実物の配置へ対応付け、必要なデータ主記憶で扱います。

2容量だけで速さは決まらない

机を主記憶、棚を補助記憶に例えると、今使う資料を机へ入れ替えるイメージです。ただし仮想記憶にはアドレス変換や保護もあり、単なる棚では説明し切れません。

主記憶が足りずページという単位の入替えが頻繁になると、補助記憶の読み書きで遅くなります。仮想記憶があるからメモリ不足を無視できる、という意味ではありません。

必要な部分を入れ替える
主記憶

今使うページ

補助記憶

退避したページ

3OSの種類とデータの受渡し

WindowsはMicrosoftが提供するOS(機器の資源やプログラムの実行などを管理する基本ソフトウェア)で、各社の対応するパソコンなどで使われます。Mac OSの現在の製品名であるmacOSは、AppleのMacで使うOSです。どちらもアプリを動かし、ファイルや機器を管理しますが、同じアプリ名でも対応するOSや版を確認する必要があります。

Chrome OS(ChromeOS)はChromebookで使われるOSです。Webやクラウドと連携して利用する構成が特徴で、オフラインに対応したアプリや準備済みのデータは、ネットにつながらないときも使えます。

クラウドを使うOSだから全ての操作で常時接続が必要」とは限りません。

UNIXは複数の利用者や処理を扱うOSの系統です。Linuxはオープンソースのカーネルを中心とし、周辺のソフトウェアと組み合わせてOS環境を構成します。カーネルはOSの中心となる部分で、アプリの画面や文書編集機能そのものではありません。

iOSはiPhoneで使われるOSです。Androidは、複数のメーカーのスマートフォンやタブレットなどに使われ、オープンソースの基盤を持ちます。一方、SafariはWebブラウザです。OSの上で使うアプリとOSそのものを区別しましょう。

OSが違うと使えるアプリファイル名の規則、文字コード、字体、記録媒体の形式などが異なる場合があります。例えば文書を相手へ渡すなら、相手のアプリで開ける形式を選び、実際に開いて文字化けやレイアウト、編集できる範囲を確認します。

同じ拡張子でも完全な表示互換性は保証されません。

役割の例
仕組み具体例
パソコンのOSWindows・macOS・ChromeOS
端末OSiOSAndroid
WebブラウザSafari

ハルとビットで、使い方を確かめよう

ハル

同じファイルならどこでも同じ?

ビット

相手のアプリや字体でも変わるので、実際に開いて確認しよう。

この説明に出てきた略語の正式名称
OS
Operating System
機器の資源やプログラムの実行などを管理する基本ソフトウェア
2

復習

このレッスンを振り返ろう

仮想記憶で分けて扱う二つの場所は?

答え方と、確認するポイント

プログラムから見える論理的な場所と,実際の主記憶の物理的な配置。必要に応じて補助記憶への退避も組み合わせる。

仮想記憶があればメモリ不足で遅くならない?

答え方と、確認するポイント

遅くなる場合がある。補助記憶とのページ入替えが増えると,その読み書きの待ち時間が増える。

同じ拡張子の文書なら,異なるOSでも確認なしでよい?

答え方と、確認するポイント

相手の対応アプリ・版・形式を確認し,実際に開いて文字やレイアウトと編集可否を確かめる。

3

問題で確かめる

学んだことを問題で確かめよう

入門の確認問題3問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。

オリジナル入門問題1 / 3問
仮想記憶の説明として適切なのはどれか。
ヒントを見る

プログラムが指定する場所と、実際の主記憶上の場所を分けて考えましょう。

オリジナル入門問題 · シラバス 6.5

3問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。

自作解説 · 2026.09.15 確認
出典・参考資料を確認する

学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目45。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。

学習範囲と参考資料

シラバスは学習範囲の根拠です。説明は参考資料を基に当サイトが作成しています。身近な事例・会話・図の数値は学習用の架空例です。2026年9月10日確認。

3問 / 操作体験

模試の操作を試す

解答から結果の確認までを、3問で体験できます。100問・120分の第1模試も無料で利用できます。