速い場所と大きい場所を使い分ける
- キャッシュ・主記憶・補助記憶の役割を分ける
- ヒットとミスの割合から平均アクセス時間を求める
- メモリの世代・形状・容量の適合を確認する
点線のことばを押すと、意味と使い方を調べられます。
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このページの目次 3節・復習と3問
- 1説明を読む
- 2復習する
- 3問題を解く
- 4次へ進む
1近くの少量、遠くの大容量
記憶階層は速度、容量、価格などの異なる記憶装置を組み合わせる考え方です。一般にCPU(中央処理装置)近くのキャッシュは高速で小容量、主記憶は実行中のプログラムやデータ、補助記憶は大容量の保存を担います。
作業机と書庫のたとえでは、キャッシュは手元、主記憶は机、補助記憶は書庫です。たとえは距離の理解のためで、実際には電子的に読み書きします。主記憶不足と保存容量不足は別問題です。
ハルとビットで、使い方を確かめよう
保存先が空いていれば作業も速い?
保存容量と主記憶の余裕は別だよ。どこが不足しているか確認しよう。
この説明に出てきた略語の正式名称
- CPU
- Central Processing Unit
中央処理装置
2キャッシュにあれば待ちが短い
必要なデータがキャッシュにあることをヒット、ないことをミスといいます。ヒット率が高ければ遅い主記憶へ取りに行く回数を減らせます。キャッシュは少ないほど必ず高速になる、という関係ではありません。
架空の簡略モデルで80%のアクセスが1ns、残り20%が合計11nsで完了するなら、平均は0.8×1+0.2×11=3ns。ミス時の11nsが合計か追加かで式が変わるため、条件を明記して計算します。
3世代と形状を両方確かめる
SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory:クロックに同期するDRAM(情報保持のため定期的なリフレッシュを行う揮発性メモリ))のうち、DDR(Double Data Rate)はクロックの立上りと立下りを利用してデータ転送する方式です。
DDR3 SDRAM、DDR4 SDRAM、DDR5 SDRAMは異なる世代です。
DIMM(Dual In-line Memory Module)はメモリを載せたモジュール形状、SO-DIMM(Small Outline DIMM)は小型の形状です。世代が違うメモリは互換とは限らず、端子、電気仕様、対応機器を確認します。
容量が同じでも装着できるとは限りません。
ハルとビットで、使い方を確かめよう
同じ容量なら差し替えできる?
世代と形状も合う必要があるよ。機器の仕様を確認するんだ。
この説明に出てきた略語の正式名称
- DRAM
- Dynamic Random Access Memory
情報保持のため定期的なリフレッシュを行う揮発性メモリ
復習
このレッスンを振り返ろう
主記憶不足は保存容量不足と同じ?
答え方と、確認するポイント
違います。実行中の作業場所と長期保存場所を分けます。
ミス時の時間が合計か追加かで式は同じ?
答え方と、確認するポイント
違います。設問の完了時間の定義を確認して割合で重み付けします。
8GB同士なら差し替え可能?
答え方と、確認するポイント
世代、形状、機器の対応上限なども確認します。
問題で確かめる
学んだことを問題で確かめよう
入門の確認問題3問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。
ヒントを見る
増やしたのが作業場所か保存場所かを確認します。
オリジナル入門問題 · シラバス 6.5
3問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。
出典・参考資料を確認する
学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目41。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。
学習範囲と参考資料
シラバスは学習範囲の根拠です。説明は参考資料を基に当サイトが作成しています。身近な事例・会話・図の数値は学習用の架空例です。2026年9月10日確認。