測った結果で物を動かす
- 測定と物理的な動作を区別する
- 中継と機器近くでの処理を区別する
- 使用量の計測と通信の用途を説明する
- 分析値と制御条件を対応させ、欠測を区別する
点線のことばを押すと、意味と使い方を調べられます。
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このページの目次 5節・復習と4問
- 1説明を読む
- 2復習する
- 3問題を解く
- 4次へ進む
1信号を動きに変える
アクチュエーターは制御信号に応じて力や動きを生みます。DC(Direct Current:直流)モーターは電気エネルギーを回転へ変える装置で、窓を開ける機構などを動かせます。
センサーが温度を測って信号にし、制御部が条件を判断し、アクチュエーターが窓を動かす順番です。測る入力と動かす出力を逆にしません。モーターは温度を測る部品ではありません。
数値は学習用の例。
ハルとビットで、使い方を確かめよう
動かす方法はモーターだけ?
油や空気の圧力で押す装置もあるよ。
2液体や空気の圧力でも動かす
油圧シリンダは油などの液体の圧力を使ってピストンを動かし、直線的な力を生みます。空気圧シリンダは圧縮空気の圧力を使います。製造設備で物を押す、持ち上げるなどの用途があります。
3中継と近くでの処理を区別する
IoT(モノのインターネット)ゲートウェイは機器側と他のネットワークをつなぎ、データを中継したり通信方式を変換したりします。エッジコンピューティングは機器の近くで処理する考え方で、センサーそのものの名前ではありません。
キャリアアグリゲーションは複数の周波数帯などを束ねて通信する技術です。温度を測る機器を問われたとき、動作装置、中継装置、処理の配置、通信の高速化を選ばないよう役割を分けます。
この説明に出てきた略語の正式名称
- IoT
- Internet of Things
モノのインターネット
4使用量を測って遠隔へ送る
スマートメーターは電気やガスなどの使用量を測定し、通信で事業者などへデータを送る機能を持つ計量器です。遠隔検針や使用状況の把握に使えます。
歩数を測るウェアラブル機器や加速度センサー単体、端末のデータを遠隔消去する機能とは違います。収集した時系列データは時間帯別に集計し、使用が多い時間を確認するなどの分析へつなげられます。
使用した電力量を計る
事業者等へ送る
時間帯ごとの使用を比較
数値は学習用の例。
ハルとビットで、使い方を確かめよう
通信を中継する部品が温度を測る?
主な役割は中継だよ。計測、判断、動作を分けて読もうね。
5集めた測定値を、判断できる形にする
IoTでは、センサーの値を通信で集めるだけでなく、いつ・どこで・何を測ったかを記録して分析します。温度なら値の単位を℃にそろえ、測定時刻と機器ID(利用者などを見分ける識別子)を付けて保存すると、時間の変化や場所の違いを比較できます。
架空の温室で1分ごとに温度を測り、28℃、29℃、33℃を得たとします。3回の平均は(28+29+33)÷3=30℃です。一方、「直近の測定値が32℃以上なら窓を開ける」という学習用の条件では、最後の33℃を見て開けると判断します。
平均は全体の傾向を見るのに使えますが、一時的な高温を平均だけで見落とさないようにします。
測定間隔が長すぎると短時間の変化を取り逃がすため、目的に合う間隔を決めます。通信が途切れた回を0℃として集計せず、欠測として区別することも必要です。収集の条件、分析する値、制御する条件をそろえることで、測定から動作までを説明できます。
この説明に出てきた略語の正式名称
- ID
- Identifier
利用者などを見分ける識別子
復習
このレッスンを振り返ろう
圧力センサーと油圧シリンダは同じ役割?
答え方と、確認するポイント
前者は測定、後者は液体の圧力で動作する装置です。
ゲートウェイとエッジ処理の着眼点は?
答え方と、確認するポイント
通信をつなぐ役割と、処理を行う場所です。
スマートメーターは何を遠隔へ送る?
答え方と、確認するポイント
電気やガスなどの使用量を測って送ります。
平均と直近値は同じ判断に使ってよい?
答え方と、確認するポイント
条件が指定した方を使います。通信できなかった値を0として扱いません。
問題で確かめる
学んだことを問題で確かめよう
入門の確認問題4問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。
ヒントを見る
信号を動きに変えるで、条件と手順を確認しよう。
オリジナル入門問題 · シラバス 6.5
4問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。
出典・参考資料を確認する
学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目42。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。
学習範囲と参考資料
シラバスは学習範囲の根拠です。説明は参考資料を基に当サイトが作成しています。身近な事例・会話・図の数値は学習用の架空例です。2026年9月10日確認。