順番から完成日を求める
同時にできる仕事と、前の仕事を待つ必要がある仕事を比べます。
- ガントの横棒とアローの矢印・合流点の意味を区別できる。
点線のことばを押すと、意味と使い方を調べられます。
表示・保存
このページの目次 1節・復習と2問
- 1説明を読む
- 2復習する
- 3問題を解く
- 4次へ進む
1日付を見る図と依存関係を見る図
ガントチャートは、縦に作業、横に時間を置き、開始から終了までを横棒で示す。いつ何をするか、予定と実績を見比べやすい。アローダイアグラムは、矢印を作業、結合点を作業の開始・終了の節目として、先行関係を表す。合流点は必要な前作業が全て終わるまで待つ。
ハルとビットで、使い方を確かめよう
短い仕事を急げば全体も早くなる?
一番長い経路が変わらなければ、完成日も変わらないんだよ。
2クリティカルパスは最も長い経路
作業Aが2日、その後Bが4日とCが3日で並行可能、BとCの後Dが2日とする。1. A→B→Dは2+4+2=8日。2. A→C→Dは2+3+2=7日。3. 全体は長い方の8日となる。
所要時間が最長の経路をクリティカルパスという。その経路の遅れは、他条件が同じなら完成を遅らせる。短い経路を1日縮めても全体は8日のまま。変更後に最長経路が変わることもあるので、短縮や遅延は全経路を再計算する。
【ほかの技法と比べる】クリティカルパス法は、作業の順序と時間から日程を求める方法。プレシデンスダイアグラム法では箱が作業、矢印が先行関係を表し、こちらも日程計画に使う。DFD(Data Flow Diagram:データフロー図)はデータの流れ、回帰分析は数値間の関係を調べる方法で、作業の依存関係から日程を作る技法ではない。
矢印が作業です。破線の0日は、Cも終わってからDを始めるという順序だけを表します。A→C→Dは7日ですが、Bの終了を待つため全体は8日。Bの枝を太線で強調しました。
3最早・最遅時刻と余裕
最早時刻は、その節目に最も早く到達できる時刻。開始から前向きに足し、合流では大きい値を採る。最遅時刻は、完成を遅らせずその節目を通過できる最も遅い時刻。完成から逆向きに作業日数を引き、分岐では小さい値を採る。
余裕時間は最遅時刻−最早時刻。先ほどの例でC終了が最早5日、D開始を遅らせない最遅6日なら余裕は1日。0の節目はクリティカルパス上にある。数値の大きさだけではなく、二つの時刻の差で判断する。
先ほどの8日の例を、開始からの日数でたどります。 1. 前向き:A終了は0+2=2。B終了は2+4=6、C終了は2+3=5。Dは両方を待つので6日目に始まり、8日目に終わります。 2. 後ろ向き:終了8からDの2日を引くと、D開始の最遅は6。
Cは6日目までに終わればよいので、C終了の最遅は6です。 3. A終了の最遅は、B側の6−4=2とC側の6−3=3の小さい方2。C終了だけに6−5=1日の余裕があります。
ハルとビットで、使い方を確かめよう
余裕はどうやって読むの?
遅くとも通る時刻から、早ければ通れる時刻を引くんだよ。
復習
このパートを振り返ろう
作業の期間を横棒で比べる図は何か。アロー図の合流点では何を待つか。
答え方と、確認するポイント
ガントチャート。アロー図の合流点では、そこへ入る必要な前作業が全て完了するまで待つ。
問題で確かめる
学んだことを問題で確かめよう
入門の確認問題2問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。
ヒントを見る
横棒の長さが何を表すかを考えます。
オリジナル入門問題 · シラバス 6.5
2問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。
出典・参考資料を確認する
学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目27。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。
学習範囲と参考資料
シラバスは学習範囲の根拠です。説明は参考資料を基に当サイトが作成しています。身近な事例・会話・図の数値は学習用の架空例です。2026年9月10日確認。