工数と人数を計算する
仕事の量、使える人数、完成までの日数を分けて計算します。
- 工数と期間を区別し、完了量を引いて必要人数を求められる。
- 工程別の生産性から必要工数を合計できる。
点線のことばを押すと、意味と使い方を調べられます。
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このページの目次 3節・復習と2問
- 1説明を読む
- 2復習する
- 3問題を解く
- 4次へ進む
1工数と期間の違い
工数は作業量。1人日とは1人が1日作業する量、1人月とは1人が1か月作業する量である。同じ効率で作業を分担できる仮定なら、工数=人数×期間。20人が10日作業する量は200人日となる。
200人日を8日で終えるなら200÷8=25人。元が20人なら追加は25−20=5人。現実には教育や連絡、分割できない作業があるため、人数と期間の完全な反比例を無条件に使わない。
2途中から人数を変える
途中まで終えた量は、既に投入した人数×作業日数で求める。予定総工数150人日を15日で終える例で、最初の5日は8人で実施したとする。1. 完了量は8×5=40人日。2. 残量は150−40=110人日。3. 残り10日なら110÷10=11人が必要。
10人では100人日しか処理できず10人日不足する。12人や14人でも量は満たせるが、同じ仮定の下で必要な最小人数ではない。人数を求めるのか追加人数を求めるのかも最後に確かめる。
3工程別の工数を足す
生産性は、単位工数当たりに作れる量。機能規模120単位のソフトウェアに、設計と製造の両工程を行う。設計の生産性が6単位/人月、製造が4単位/人月なら、設計は120÷6=20人月、製造は120÷4=30人月、合計50人月となる。
6と4を足して120÷10=12とするのは誤り。異なる工程の両方で同じ規模を処理するため、各工程の工数を出して足す。生産性の単純平均5で割った24人月でもない。
ハルとビットで、使い方を確かめよう
順番さえ守れば同時にできる?
同じ時刻に必要な人数も上限内か確かめようね。
4人が足りない並行作業を見つける
先行関係だけでなく、同時に使える人数も日程を制約する。Aの後にBとCを実行できても、BとCが各2人必要で上限3人なら同時にできない。作業を中断できるか、増員で所要日数を短くできるかも条件を読む。
全て3日のA~Fで、B・CはAの後、DはBの後、EはCの後、FはD・Eの後とする。必要人数はA・D・Fが1人、B・C・Eが2人。上限3人ならA→B→(CとD)→E→Fの5区間、15日で実現できる。BとCの同時実施を許した12日は人数違反、全直列18日は最短ではない。
各作業は3日で中断しない架空例です。横軸は開始からの日数。BとCは各2人なので同時に行わず、CとDを並行させます。先行作業の完了と人数上限の両方を守ります。
復習
このパートを振り返ろう
人数を求める前に何の量を整理するか。
答え方と、確認するポイント
総工数、終えた工数、残る工数と期間。作業効率や分担の仮定を確認し、合計人数と追加人数を分ける。
両工程が必要なとき、生産性を足して割ってよいか。
答え方と、確認するポイント
いけない。工程ごとに規模÷生産性で工数を求め、その工数を足す。
問題で確かめる
学んだことを問題で確かめよう
入門の確認問題2問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。
ヒントを見る
終えた作業量を差し引いてから、残りの日数で割ります。
オリジナル入門問題 · シラバス 6.5
2問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。
出典・参考資料を確認する
学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目27。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。
学習範囲と参考資料
シラバスは学習範囲の根拠です。説明は参考資料を基に当サイトが作成しています。身近な事例・会話・図の数値は学習用の架空例です。2026年9月10日確認。