移動中も通信を続ける仕組み
- 基地局の切替えと他社網の利用を区別する
- 帯域を束ねる技術と、アンテナや周波数の特徴を区別する
- 電話番号の引継ぎと加入者情報の保持を区別する
- 車両と通信を組み合わせるサービスを説明する
点線のことばを押すと、意味と使い方を調べられます。
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このページの目次 4節・復習と4問
- 1説明を読む
- 2復習する
- 3問題を解く
- 4次へ進む
1基地局の切替えと他社網の利用
ハンドオーバーは、移動などに伴って通信中の接続先基地局などを切り替える仕組み。ローミングは、契約先以外の事業者の網などを利用して通信できるサービス。歩いて基地局の範囲を移ることと、海外などで他社の網を使うことは異なる。
通信エリアや対応方式によって切替えの結果は変わり、必ず一切の途切れがないとは限らない。移動時の切替えを行う技術と、周波数帯を束ねて高速化する技術も分けよう。
2届きやすさと高速化の工夫
プラチナバンドは、携帯電話の通信で比較的低い周波数帯を指す呼び名で、日本では主に700〜900MHz帯を指す。MHzは百万ヘルツ、GHzは十億ヘルツで、1GHz=1,000MHz。低い周波数は一般に障害物の後ろへ回り込みやすく、広い範囲や建物内を補いやすい。
キャリアアグリゲーションは複数の周波数帯などを束ねて利用する高速化技術。MIMO(Multiple Input Multiple Output)は複数の送受信アンテナを利用する技術。GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)は衛星による位置の測定で、中継・高速化の方式ではない。
ハルとビットで、使い方を確かめよう
速くする技術は全部アンテナの数?
帯域を束ねる方法もあるよ。MIMOとキャリアアグリゲーションを分けよう。
3契約者情報と番号を扱う
SIM(Subscriber Identity Module:加入者識別モジュール)カードは、移動通信の加入者を識別する情報などを保持する。eSIM(embedded SIM:組込み型SIM)は、端末に組み込まれた仕組みなどへ契約情報を設定して使う。
単なる写真の保存カードとは役割が違う。
MNP(Mobile Number Portability:携帯電話番号ポータビリティ)は、通信事業者を変えても携帯電話番号を引き継ぐ制度。端末本体の全データを移行する機能ではない。対応端末・手続・条件は契約により確認する。
4車両と通信を組み合わせる
テレマティクスは、自動車などの移動体と通信を組み合わせ、交通情報の提供や車両情報の収集などを行う仕組み・サービス。車の位置や状態を送って運行管理に使う例がある。
位置を測るGPS、値を測るセンサー、動きを起こすアクチュエータ、帯域を束ねるキャリアアグリゲーションは、それぞれ部分的な技術・装置。車両と通信を組み合わせたサービス全体の名称と区別する。
復習
このレッスンを振り返ろう
ハンドオーバーとローミングは何が違いますか。
帯域を束ねる技術と複数アンテナを使う技術は何ですか。
答え方と、確認するポイント
キャリアアグリゲーションとMIMOです。比較的低い周波数帯の届きやすさを生かすこととも、着目する工夫が違います。
MNPで写真など端末内の全データも自動的に移りますか。
GPSとテレマティクスは同じ範囲の名前ですか。
問題で確かめる
実際の問題に挑戦しよう
IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)公開過去問1問、入門の確認問題3問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。
ヒントを見る
基地局の切替えか、契約先以外の網の利用かを分けましょう。
オリジナル入門問題 · シラバス 6.5
公開問題・原図の著作権はIPAにあります。表記・表の配置を整えています。解説は当サイト独自のものです。
4問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。
出典・参考資料を確認する
学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目60。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。
学習範囲と参考資料
シラバスは学習範囲の根拠です。説明は参考資料を基に当サイトが作成しています。身近な事例・会話・図の数値は学習用の架空例です。2026年9月10日確認。