障害に備えて記録と複製を使う
- チェックポイントをコミットや取消しと区別する
- ロールバックとロールフォワードの回復の方向を区別する
- 同期する複製と、過去へ戻す保存コピーの役割を分ける
点線のことばを押すと、意味と使い方を調べられます。
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このページの目次 3節・復習と4問
- 1説明を読む
- 2復習する
- 3問題を解く
- 4次へ進む
1ログとチェックポイント
ログは、更新などの履歴を記録したもの。障害後にどの処理が確定したか、何を戻すかを判断する材料になる。メモリは作業中のデータを置く場所で、一般に電源断で内容が失われる。外部記憶はHDD(Hard Disk Drive:磁気ディスク装置)などの保存装置だ。
チェックポイントは、メモリ上の更新を外部記憶へ反映するなど、回復の基準となる処理や時点。復旧時に必要な履歴の再処理を減らす。処理の確定であるコミットや、相互の待合せであるデッドロックと区別する。細部はDBMS(データベースの登録・検索・更新・保全などを管理するソフトウェア)の方式により異なる。
この説明に出てきた略語の正式名称
- DBMS
- Database Management System
データベースの登録・検索・更新・保全などを管理するソフトウェア
2戻す処理と進め直す処理
バックワードリカバリ(ロールバック)は、未確定の処理などの変更を取り消して処理前の状態へ戻す回復。フォワードリカバリ(ロールフォワード)は、バックアップなどの状態から、ログに記録された確定済みの更新を再適用して前へ進める回復だ。
10時のバックアップ後、11時の注文が確定し、12時に装置が故障した例。保存コピーを戻すだけでは11時の注文がない。ログが残っていれば、確定した更新を再適用して復元できる。
3複製と保存コピーを併用する
レプリケーションは、データベースの内容を別のデータベースへ複製し、更新を反映して同期すること。読取り負荷の分散や可用性向上などに使う。方式により反映に遅れが生じることもある。
バックアップは障害や誤操作などから戻すための保存コピー。アーカイブは長期保管などを目的にまとめて保存すること。レプリケーションだけでは誤削除も複製先へ伝わり得るため、過去時点に戻せるバックアップとは置き換えられない。
復習
このレッスンを振り返ろう
チェックポイントと一件の取引のコミットは同じですか。
10時のコピーへ戻した後、11時の確定済み注文も戻すには何をしますか。
複製先にも誤削除が伝わるなら、どんな備えを併用しますか。
問題で確かめる
実際の問題に挑戦しよう
IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)公開過去問2問、入門の確認問題2問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。
ヒントを見る
一件の取引を確定するのか,複数の更新を保存先へ反映する区切りなのかを見ましょう。
公開問題・原図の著作権はIPAにあります。表記・表の配置を整えています。解説は当サイト独自のものです。
4問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。
出典・参考資料を確認する
学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目57。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。
学習範囲と参考資料
シラバスは学習範囲の根拠です。説明は参考資料を基に当サイトが作成しています。身近な事例・会話・図の数値は学習用の架空例です。2026年9月10日確認。