ゼロから始める資格学習
全23章・シラバス6.5保存した教材
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21-09 · トランザクション処理3節・復習・4問

障害に備えて記録と複製を使う

このパートで確かめること
  • チェックポイントをコミットや取消しと区別する
  • ロールバックとロールフォワードの回復の方向を区別する
  • 同期する複製と、過去へ戻す保存コピーの役割を分ける
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説明 1 / 3
このページの目次 3節・復習と4問
  1. 1説明を読む
  2. 2復習する
  3. 3問題を解く
  4. 4次へ進む

1ログとチェックポイント

ログは、更新などの履歴を記録したもの。障害後にどの処理が確定したか、何を戻すかを判断する材料になる。メモリは作業中のデータを置く場所で、一般に電源断で内容が失われる。外部記憶HDD(Hard Disk Drive:磁気ディスク装置)などの保存装置だ。

チェックポイントは、メモリ上の更新外部記憶へ反映するなど、回復の基準となる処理や時点。復旧時に必要な履歴の再処理を減らす。処理の確定であるコミットや、相互の待合せであるデッドロックと区別する。細部はDBMS(データベースの登録・検索・更新・保全などを管理するソフトウェア)の方式により異なる。

回復に備える
項目意味・例
ログ更新の履歴を記録
メモリ作業中の変更を保持
チェックポイント保存装置への反映と回復基準

例は学習用です。

ハルとビットで、使い方を確かめよう

ハル

確定すれば全部の表がすぐディスクに書かれる?

ビット

確定を守る記録とデータ反映のタイミングは方式によるよ。チェックポイントと分けよう。

この説明に出てきた略語の正式名称
DBMS
Database Management System
データベースの登録・検索・更新・保全などを管理するソフトウェア

2戻す処理と進め直す処理

バックワードリカバリロールバック)は、未確定の処理などの変更を取り消して処理前の状態へ戻す回復。フォワードリカバリ(ロールフォワード)は、バックアップなどの状態から、ログに記録された確定済みの更新を再適用して前へ進める回復だ。

10時のバックアップ後、11時の注文が確定し、12時に装置が故障した例。保存コピーを戻すだけでは11時の注文がない。ログが残っていれば、確定した更新を再適用して復元できる。

回復の方向
項目意味・例
ロールバック未確定の変更を取り消す
バックアップ復元過去の保存時点へ戻す
ロールフォワード確定済みの履歴を再適用

例は学習用です。

3複製と保存コピーを併用する

レプリケーションは、データベースの内容を別のデータベースへ複製し、更新を反映して同期すること。読取り負荷の分散や可用性向上などに使う。方式により反映に遅れが生じることもある。

バックアップは障害や誤操作などから戻すための保存コピー。アーカイブは長期保管などを目的にまとめて保存すること。レプリケーションだけでは誤削除も複製先へ伝わり得るため、過去時点に戻せるバックアップとは置き換えられない。

保存する目的
項目意味・例
レプリケーション別DBへ複製し更新を反映
バックアップ戻すための時点別コピー
アーカイブ長期保管などのために保存

例は学習用です。

ハルとビットで、使い方を確かめよう

ハル

複製があれば昔のデータに戻れる?

ビット

削除も伝わり得るので、過去時点の保存コピーも必要だよ。

2

復習

このレッスンを振り返ろう

チェックポイントと一件の取引のコミットは同じですか。

答え方と、確認するポイント

異なります。コミットは取引の確定、チェックポイント更新外部記憶への反映などによって回復の基準を作る処理や時点です。

10時のコピーへ戻した後、11時の確定済み注文も戻すには何をしますか。

答え方と、確認するポイント

残っているログから確定済み更新ロールフォワードして再適用します。未確定の処理の変更を取り消すロールバックとは区別します。

複製先にも誤削除が伝わるなら、どんな備えを併用しますか。

答え方と、確認するポイント

過去の状態を残すバックアップと必要な履歴を保管し、復元手順を確認します。同期する複製、復旧のためのコピー、長期保管のアーカイブは目的を分けます。

3

問題で確かめる

実際の問題に挑戦しよう

IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)公開過去問2問、入門の確認問題2問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。

IPA ITパスポート試験 2026年度 公開問題 問561 / 4問
DBMSにおけるチェックポイントの説明として,適切なものはどれか。
ヒントを見る

一件の取引を確定するのか,複数の更新を保存先へ反映する区切りなのかを見ましょう。

IPA ITパスポート試験 2026年度 公開問題 問56 · 公式分野:テクノロジ系

IPAの問題原本 ↗

出典:IPA。表記・表の配置を整えています。解説は当サイトが作成したものです。

公開問題・原図の著作権はIPAにあります。表記・表の配置を整えています。解説は当サイト独自のものです。

4問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。

自作解説 · 2026.09.15 確認
出典・参考資料を確認する

学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目57。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。

学習範囲と参考資料

シラバスは学習範囲の根拠です。説明は参考資料を基に当サイトが作成しています。身近な事例・会話・図の数値は学習用の架空例です。2026年9月10日確認。

3問 / 操作体験

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