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22-01 · ネットワーク方式3節・復習・3問

身近な機器と離れた拠点をつなぐ

このパートで確かめること
  • LANとWANを接続する範囲で区別する
  • LAN内の転送とネットワーク間の経路選択を区別する
  • VLANをVPNやSDNと区別する
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説明 1 / 3
このページの目次 3節・復習と3問
  1. 1説明を読む
  2. 2復習する
  3. 3問題を解く
  4. 4次へ進む

1近くをつなぐ網と拠点を結ぶ網

ネットワークは、機器同士がデータをやり取りするためのつながりです。例えば教室のパソコンをプリンタにつなぐと、別の機器へ印刷する内容を送れます。

構内などの比較的限られた範囲のネットワークLAN(一定の範囲内の機器を接続するネットワーク)といいます。離れた支店のLAN同士を結ぶなど、広い範囲をつなぐネットワークがWAN(離れた拠点などを結ぶ広域のネットワーク)です。距離の数字だけで機械的に区別せず、どのような範囲・構成で使うかを見ます。

データのやり取りに使う経路やサービス通信回線、信号が通る媒体や道筋が伝送路です。媒体は、信号を伝えるケーブルなどを指します。有線LANはケーブル、無線LANは電波を使います。

下の例では、各支店の機器をLANでつなぎ、その支店同士をWANで結んでいます。LANとWANを、つながる範囲から確かめましょう。

支店を結ぶ構成
項目意味・例
東京支店LANPC(個人が多様な目的に使うコンピュータ)・プリンタを接続
WAN離れた支店間を接続
大阪支店LANPCサーバを接続

例は学習用です。

ここがポイントLANは比較的限られた範囲、WANは離れた拠点などの広い範囲をつなぎます。
この説明に出てきた略語の正式名称
LAN
Local Area Network
一定の範囲内の機器を接続するネットワーク
WAN
Wide Area Network
離れた拠点などを結ぶ広域のネットワーク
PC
Personal Computer
個人が多様な目的に使うコンピュータ

2線をつなぎ、届け先を選ぶ

教室のパソコンからデータを送る場面を考えます。同じLANの中へ届けるか、別のネットワークへ渡すかで、主に使う機器の役割が変わります。

下の図で、同じLANのプリンタへ進む経路と、別のネットワークへ進む経路をたどってみましょう。機器の箱の形だけでなく、何をつなぐ役割かで考えます。

機器をネットワークへつなぐ機能を持つ部品がNICです。イーサネットは代表的な有線LANの方式で、機器とスイッチケーブルで結びます。

ハブは、複数の機器を接続する装置の呼び名です。そのうちリピータハブは、受けた信号を他のポートへ広く中継します。宛先を見て必要なポートへ送るスイッチとの違いに注目しましょう。

同じ網の中と、別の網への接続
同じLANパソコンプリンタスイッチルーター別のネットワーク

スイッチは同じLAN内の機器をつなぎ、ルーターは異なるネットワークをつなぎます。線は物理的・論理的な接続を簡略化したもので、一方向通信の指定ではありません。

ハルとビットで、使い方を確かめよう

ハル

同じ教室のプリンタへ印刷するときも、まず別のネットワークへ出るの?

ビット

同じLANにあるプリンタなら、そのLAN内で届ける例だよ。別のネットワークへ渡すときに、ルーターが経路を選ぶんだ。

ここがポイント同じLANの宛先へ届けることと、別のネットワークへ渡すことを分けます。
この説明に出てきた略語の正式名称
IP
Internet Protocol
ネットワークを越えて宛先へデータを届けるための通信の約束

3実際の配線と、設定によるグループ分け

同じスイッチにつながっていても、すべてを同じLANとして扱うとは限りません。設定によって、職員用と来客用のように別のLANへ分ける仕組みがVLAN(物理的な設備上で論理的にLANを分ける仕組み)(仮想LAN)です。実際の配線とは別に、設定上のまとまりとして分けることを、ここでは論理的な区分といいます。

SDN(転送と制御を分け、ソフトウェアでネットワークを制御する考え方)は、通信を実際に転送する働きと、その転送をどう行うか決める制御を分け、ソフトウェアネットワークの構成や経路を管理する考え方です。

VPN(公衆網などの上に仮想的な専用接続を作る仕組み)は、公衆網などの上に、論理的な専用の接続を作る仕組みです。公衆網は、多くの利用者が共用する通信網を指します。離れた場所から専用の接続を作りたい場合などに使います。

VLANLAN内部を別のまとまりとして扱う仕組み、VPNは共用する通信網などの上に専用の接続を作る仕組みです。どちらも「仮想」という名前を含みますが、分ける対象や目的は同じではありません。

論理的な構成
項目意味・例
VLAN同じ設備を職員用・来客用に分割
SDNソフトウェアで転送を制御
VPN公衆網などの上に専用接続

例は学習用です。

ハルとビットで、使い方を確かめよう

ハル

同じスイッチにつながっているなら、職員用と来客用を分けられない?

ビット

実際の配線が同じでも、VLANの設定で別のLANとして扱えるよ。配線と、設定上のグループを分けて見てみよう。

ここがポイント配線と設定上の区分を分けて考え、仮想という名前だけで仕組みを同一視しません。
同じ配線でも、設定でグループを分ける
配線を見る
職員用PC 2台と来客用PC 2台が、同じスイッチにつながっています。
設定を見る
職員用をVLAN 10、来客用をVLAN 20に分け、別のLANとして扱います。
グループ間で通信するとき
別のネットワークへ渡す役割や、通信を許可する設定が関わります。

VLANは論理的なグループ分けです。通信内容を暗号化する仕組みとは区別します。

この説明に出てきた略語の正式名称
VLAN
Virtual LAN
物理的な設備上で論理的にLANを分ける仕組み
SDN
Software-Defined Networking
転送と制御を分け、ソフトウェアでネットワークを制御する考え方
VPN
Virtual Private Network
公衆網などの上に仮想的な専用接続を作る仕組み
2

復習

このレッスンを振り返ろう

支店の機器を結ぶ網と、離れた支店同士を結ぶ網は何ですか。

答え方と、確認するポイント

支店内などの限られた範囲を結ぶのがLAN、離れた支店のLAN同士などを結ぶ広域網がWANです。

スイッチとルーターの役割はどう違いますか。

答え方と、確認するポイント

スイッチは同じLAN内で宛先へ転送し、ルーターは異なるネットワークへ送る経路を選びます。

同じ配線設備で職員用と来客用のLANを分ける機能は何ですか。

答え方と、確認するポイント

VLANです。VPNは公衆網などで専用の接続を作り、SDNは転送と制御を分離してソフトウェアで構成を管理する考え方です。

3

問題で確かめる

学んだことを問題で確かめよう

入門の確認問題3問で、この範囲の考え方を使います。答えを選んだら、正解の理由とほかの選択肢の違いも確かめましょう。

オリジナル入門問題1 / 3問
離れた支店のネットワーク同士を結ぶ広域網は?
ヒントを見る

同じ拠点内を結ぶ網と、離れた拠点同士を結ぶ網を分けて考えましょう。

オリジナル入門問題 · シラバス 6.5

3問中0問の答えと解説を確認しました。選んだ答えの理由も確かめてから、次へ進みましょう。

自作解説 · 2026.09.15 確認
出典・参考資料を確認する

学習範囲:IPA シラバス Ver.6.5 ↗ 項目58。身近な例・会話・図解・確認問題は当サイトのオリジナルです。

学習範囲と参考資料

シラバスは学習範囲の根拠です。説明は参考資料を基に当サイトが作成しています。身近な事例・会話・図の数値は学習用の架空例です。2026年9月10日確認。

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